女は女のけじめがある
「極道の妻たち2」
評価:★4,3
・映画おすすめ 物語
バブル景気に沸く大阪の土地を仕切る重宗組は、開発業者の嫌がらせに会う。
しかしそれがダミー会社であることを知らされた組長の妻、遊紀は若い衆にダミー会社を調べさせる。
すると萬代組が裏で糸を引いていることが分かった。
萬代組は次に組長と幹部を襲撃する。
遊紀の夫、組長は無事であったが幹部は命を落としてしまう。
これもまた萬代組の仕業であると知った遊紀は萬代組に乗り込んでいくが、逆に組長が二億円の借金をしていることを知らされる。
支払えない場合は重宗組を売ってもらうことになる。
金策に走る遊紀は、徳島の知り合いのところへ向かう。
そこで元ヤクザの刑務所帰りの男木本と出会う。
その場で賭けポーカーをして遊紀は大金を手にする。
だがそれが木本のいかさまであることをしるが、知り合いのママに金に困っていることを知って諭される。
大阪へ帰った遊紀のもとへ木本が海外に行く前に会いに来る。
そして二人は体を重ねるのだった。
ところが木本には刑務所に入る前に付き合っていた女性麻美がおり、その間には娘が産まれていた。
偶然、出会った二人。
木本は麻美とまた暮らすためかたぎになることを決意する。
けれどそこにもまた、萬代組の横槍が入る。
遊紀の方は組長が癌で余命わずかと聞かされ、ますます金が必要になってくる。
そこで二人は全国を回り賭博で金を稼ぐことにするのだった。
・映画おすすめ 感想
一作目も岩下志麻から主役が十朱幸代に変わり、物語も一新された。
かたせ梨乃だけは続投となるも、役柄はまるで違い、元ヤクザの男に惚れる女の役を演じている。
当時、任侠映画は下火になっていた。
だが本シリーズが任侠映画を再び、映画界に戻したのも事実であり、東映は任侠映画を辞める、と公言しながらも本シリーズだけは断続して続けている。
今でも一定の需要がある任侠映画。
そこで脇役である妻、女たちを主役にした映画は、当時としてはセンセーショナルであり、新鮮であったのだろう。
監督 土橋亨
脚本 高田宏治
原作 家田荘子(文藝春秋刊)
出演者
十朱幸代
村上弘明
かたせ梨乃
藤岡琢也
神山繁
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