銀河系には未だ解明されていない未知の世界がある
「スタートレックⅤ 新たなる未知へ」
評価:★3.6
・映画おすすめ 物語
ある平和な惑星には、地球人、ロミュラン人、クリンゴン人の大使がおかれ、植民地として有望視されていたが、今では貧乏な惑星へとなり下がっていた。
そんな惑星にバルカン人のサイボックという人物が現れ、彼は惑星の荒くれた人々をマインドコントロールした。
狙いは三人の大使を人質にして、救出に来た宇宙船を盗むことだった。
そんなこととも知らず、新造された最新型のエンタープライズ号は、カーク船長の下、いつものクルーを乗せ、惑星へと救出へやってくる。
しかし救出へやってきたカークたちを待っていたのは、マインドコントロールされた人々だった。
おりしもカークに恨みを持つクリンゴン人が攻撃をしかけてきて、サイボックを乗せたままの艦載機が着艦直前に攻撃を受けてしまう。
カーク船長の強引な作戦でエンタープライズに戻ることのできた一行は、サイボックの指示に従い、銀河系の中心へむかうのだった。
そこに神がいると信じるサイボックとマインドコントロールを受けた人々。
だがカーク、スポック、マッコイの三人だけは、断固としてサイボックに屈することはなかった。
そしてエンタープライズ号は銀河の中心部へとやってくるのだった。
・映画おすすめ 感想
本作は「宇宙大作戦」のメンバーで作られた映画シリーズの最終作になるべくして、カーク船長役のウィリアム・シャトナーが監督を務めた。
企画段階で本作の脚本に難色を示した会社側に対して、シャトナーは強引に企画を通し、大ヒットとなった前作と予算も同様のものとなった。
ところが出演者の出演料は高騰し、シリーズ二作目から特殊効果を請け負っていたILM社を外すことになり、特撮面において、大きく後退してしまった。
また脚本面でもキャラクターの内面を描く内容にしたいという意向で作られ、ファンからは不評であった。
公開当時、テレビ放映していた「新スタートレック」との整合性を持たせるため、無理やりとってつけたように、クリンゴンとの和解を最後に付け足した作りになり、さすがに不自然さが出てしまった。
このせいで本作は出だしは好評だったものの、アメリカでの興行の失敗、ラジー賞受賞など不名誉が続いた。
そのことからファンの間で抗議集会が起こり、完結編となるはずだった本作とは別に次回作が制作されることとなった。
監督 ウィリアム・シャトナー
脚本 デイヴィッド・ローリー
原作 ウィリアム・シャトナー
ハーヴ・ベネット
デイヴィッド・ローリー
製作 ハーヴ・ベネット
製作総指揮 ジーン・ロッデンベリー
ラルフ・ウィンター
出演者
ウィリアム・シャトナー
レナード・ニモイ
デフォレスト・ケリー
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