理解のあるおばさんだったはずが
「MA」
評価:★3.7
・映画おすすめ 物語
母親と母の生れた町に引っ越してきたマギーは、同級生となじむのに時間はかからなかった。
アルコールと葉っぱをやる友達たちと一緒に遊ぶため、酒を買おうとしていたが、未成年では買えず、近くを通りかかる大人に声をかけていた。
その中にスーという黒人のおばさんがおり、仕方なくアルコールを調達してくれた。
その後、スーは自分の家の地下室を学生に提供し、アルコールを自ら進めて、遊んでいた。
絶対に母屋には上がってくるな。
それが地下室を使う条件だったが、ある時、マギーと友達はトイレが使えないため、仕方なく母屋のトイレに向かった。
そこでアクセサリーをなくした二人は、もう一度、スーの家に勝手に侵入する。
そこには学校で車いすに座る同級生がいた。
彼女はスーの娘だったのだ。
しかも病気だといわれ、二階に軟禁状態であった。
マーと呼ばれ学生たちに飲む場所を提供していたスーには、学生時代に最悪の思い出があり、彼女はそこから抜け出せずにいた。
そして目的のためにスーは行動を開始するのだった。
・映画おすすめ 感想
学生時代、嫌な思い出というのは、大人になっても消えないものである。
特に黒人差別の厳しいアメリカで性的トラウマを植え付けられた時、きっとそれは憎悪となって爆発するのだろう。
この映画を見ると、スーがしていることが次第に哀れに見えてくる。
彼女は学生時代から抜け出せずにいる。
大人になれないまま、社会に出てしまったのだろう。
辛い映画である。
監督 テイト・テイラー
脚本 スコッティ・ランデス
テイト・テイラー
製作 ジェイソン・ブラム
ジョン・ノリス
テイト・テイラー
製作総指揮 オクタヴィア・スペンサー
ロビン・マルケイ・フィッシェラ
出演者
オクタヴィア・スペンサー
ダイアナ・シルヴァーズ
ジュリエット・ルイス
ルーク・エヴァンズ
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