何が起こったのかは分からない。ただ姪を救いたい。
「ドント・レット・ゴー 過去からの叫び」
評価:★3,8
・映画おすすめ 物語
刑事のジャックには弟夫婦がいた。
その夫婦にはかわいい姪がおり、ジャックを信頼し、慕ってくれていた。
ある晩も映画を見に行った帰りに父親が迎えに来ず、ジャックに連絡をしてきて、二人でファミレスに入るなど、信頼で結ばれていた。
だが悲劇は突然にやってきた。
姪からの電話がいつもと様子が違うことに気付き、弟の家に行くと、一家は惨殺されていた。
悲しみに暮れていたジャックだったが、そこに死んだはずの姪から連絡が来たのである。
わけのわからないまま、姪に何日か尋ねると、事件の三日前から連絡してきたのである。
現在と過去が携帯電話でつながったのだ。
なんとか一家を救うため、ジャックを頭を働かせる。
犯人は誰なのか、どうしたら姪を救うことができるのか。
しかしそれは、ジャックの身にも危険が迫っていることを表していた。
・映画おすすめ 感想
ホラー映画を製作する会社ブラムハウスにしては珍しく、SF映画風のサスペンスである。
突然、理由もなく生前の姪と電話がつながるという奇跡。
しかも姪からの連絡でなければ、過去とつながることはできず、自分からは過去に電話できないもどかしさ。
過去の姪を誘導して何とか殺人事件を未然に防ごうとするが、自分も現在で襲われてしまう。
この映画は墓前で神に祈ったことによる、チャンスの映画なのかもしれない。
科学的にはまったく説明がないので、ファンタジーというところもあるが、過去改変というSF的要素で現在が変わる。
しかもしっかりと一直線の過去と現在なので、過去の事象が現在に直接影響を及ぼすわかりやすい構造になっている。
最後の畳みかけは現在か過去のどちらかでよかった気もするが、過去が変わったことにより、あの現在は存在しないことになる。
非常にわかりやすい結末である。
監督 ジェイコブ・アーロン・エステス
脚本 ジェイコブ・アーロン・エステス
原案 ジェイコブ・アーロン・エステス
ドリュー・デイウォルト
製作 ジェイソン・ブラム
デヴィッド・オイェロウォ
製作総指揮 エリック・B・フライシュマン
ジェイ・マーティン
クーパー・サミュエルソン
ジャネット・ヴォルトゥルノ=ブリル
出演者
デヴィッド・オイェロウォ
ストーム・リード
バイロン・マン
ミケルティ・ウィリアムソン
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