人は罪を犯したらそれから逃れることはできない
「消えない罪」
評価:★4,5
・映画おすすめ 物語
ルースは20年前に家の立ち退きのもめごとで保安官を撃ち殺す罪を犯した。
刑務所で模範囚だった彼女は出所後、保護観察官の監視の下、新しい人生を歩もうとしていた。
しかし心残りが一つ。
年の離れた妹のことだった。
獄中から何度も手紙を里親に出したものの、返事は一切かえって来なかった。
昔の家を見に行ったルースは、そこに新しく住んでいた弁護士一家と出会う。
その際、弁護士に里親と会うことができないか相談を持ち掛けるも、殺人犯だと分かった弁護士は、どうするべきか悩んでいた。
一方、保安官の息子たちは、父を殺された無念を抱え、ルースが出所したのを付け回していた。
二人の息子たちは復讐を誓ったのである。
ルースはそんなことも知らず、新しい職場で友達になった男に自分の罪を告白する。
その翌日、職場にそれが知れ渡り、警官を身内に持つ同僚にこっぴどく殴られてしまった。
保護観察官は新しい人生を、罪は消えない。
そういわれるが、やはり妹のことが気になって仕方がなかった。
人は罪を犯したら許されることはないのだろうか。
・映画おすすめ 感想
非常に重いテーマを抱えた映画である。
殺人を犯して服役していた人物に世間は冷たい。
普通に生きていても生きずらい世の中で、罪を背負って新しい人生をおくる。
この映画のテーマとなっているところは、考えさせられるところがある。
また主人公の罪ばかりではない。
物語には小さい罪がいくつか出てくる。
それはけして消えない罪であり、それぞれそれを背負って生きていかなければならないのだ。
しかしこの物語の最後には、救いがあるように思えた。
監督 ノラ・フィングシャイト
脚本 ピーター・クレイグ
ヒラリー・サイツ
コートネイ・マイルズ
原作 サリー・ウェインライト
製作 サンドラ・ブロック
ヴェロニカ・フェレ
グレアム・キング
製作総指揮 ナン・モラレス
ニコラ・シンドラー
コリン・ベインズ
サリー・ウェインライト
出演者
サンドラ・ブロック
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