"懐かしの映画"カテゴリーの記事一覧
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黄金を狙う三悪人
「黄金の三悪人」
評価:★3,5
・映画おすすめ 物語
流れ者の男は賞金首のモネテロを追っていた。モネテロはメキシコの大物強盗団の首領であり、子分を引き連れ銀行家が運ぶ黄金の金貨を見事盗み出すことに成功する。ところが手下の一人が黄金を奪い、モネテロはそれを追っていき、追い詰める。手下は黄金を隠したありかの手がかりのメダルを渡し、命乞いをするが、そこへ軍隊が到着し手下は射殺、モネテロは逮捕されてしまう。拷問にも口を割らないモネテロ。そんな彼が射殺される前夜、一人の司祭が彼のもとを訪れる。それはモネテロを狙う流れ者だった。賞金の代わりにモネテロが狙う金貨を山分けしようと、手がかりのメダルを半分に割り、二人は分かれる。処刑当日、モネテロが射殺される直前、メダルを落としてしまい、それを体調のクレイトンが手にする。そして射殺が始まろうとした時、流れ者がモネテロを射殺、遺体を馬に積んで、賞金をもらいに行くと言って、軍隊の施設を出ていくのだった。しかしモネテロは死んでおらず、流れ者と合流するのだった。ところがモネテロはそこで流れ者を裏切り、メダルの半分を奪うのであった。やられた流れ者は今度はクレイトンのメダルを盗み、二人は取っ組み合いの殴り合いの末、手を組むことになる。三人の欲望が入り乱れながら、黄金は誰の手に入るのか。・映画おすすめ 感想
マイナーなマカロニウェスタン。マカロニウェスタンにあまり詳しくない管理人でも、この映画が「続・夕陽のガンマン」をオマージュしているのは分かる。当時の人気に便乗したのか、それともパロディのつもりで制作したのかは分からない。それでもマカロニウェスタンらしさ、アメリカ映画では絶対に出せない雰囲気が出ている。演出面でもトランポリンを使ったアクションなど、綺麗で見ごたえがある。お決まりの撃ち合いも良かった。ただしいて言うならば、銃が少し安っぽかったのが残念なところではある。監督 エンツォ・G・カステッラーリ脚本ティト・カルピジョバンニシモネッリエンツォ・G・カステッラーリ[1]ストーリーロモロ・ジロラミSauro Scavolini [1]主演ジョージヒルトンギルバート・ローランド
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「ロイドの人気者」
1925年製作のモノクロサイレント映画である。大学に進学が迫った青年は、入学する大学の人気者になることを夢見て、都会に出ていく。その汽車の社内で美しい女性と出会う。その後、大学に到着すると、見るからに田舎者の青年を大学の先輩たちはからかう。それでも人気者になることを夢見て、奮闘する彼は、散財してしまい、物置部屋で寝起きすることになる。そのアパートの受付として働き始めたのが、あの汽車で出会った女性だった。2人は互いに惹かれ合うのだが、空回りする青年に女性は、ただ見守ることしかできず、からかわれて人気者になっていく彼になにも言えなかった。そんな中、運動が全くできない青年は、ラグビー部に入部、人気者になることを夢見る。世界三大喜劇王、チャップリン、キートンそしてハロルド・ロイドである。本作はその物語性、人気者になろうとする田舎者が幸せを掴むまでを描いたことが共感性につながったとみえ、当時の興行収入ではあのチャップリンの「黄金狂時代」を上回るヒット作となった。
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「黄金狂時代」
1925年公開のチャールズ・チャップリン主演、監督、脚本、音楽のコメディ映画である。世にいう「狂騒の20年代」にアメリカが映画黄金期を迎えようとしていた時代の映画である。物語はチャップリン独特のいつもの紳士服を着て、冒険を行っている。その格好で冬山登山するのだが嵐に巻き込まれ山小屋へ。そこには逃亡犯が隠れ住んでおり、さらに大男の登山者もやってきて、大騒動。その後、山から無事に降りてきたものの、パブで働くジョージアに恋をしてそこからは恋物語が始まる。世紀の喜劇王の映画だけあって、やはり面白い。バスター・キートンもそうであるが、この時代の喜劇王たちはとにかく動くし、体が頑丈にできている。絶対に怪我をしても不思議ではない動きを平気で行い、それを笑いに変える。これが日本の喜劇、世界の喜劇、コメディの源流だと思うと、歴史の原点を観ているようで、素晴らしいエンターテイメント映画であった。【送料無料】黄金狂時代/チャールズ・チャップリン[Blu-ray]【返品種別A】
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1999年のアメリカ映画である。ジャンルは動物パニック映画に分類されると思われる。注意:ネタバレ、長文アメリカメイン州ブラッド湖でダイバーが何かに下半身を噛みちぎられる事件がはっせいする。ニューヨークで考古学研究員をしているケリーは、上司との不倫が終わり、怒りに来てきた。それを見た上司が頭を冷やせ、とこの事件調査にケリーは派遣される。森が嫌い、虫が嫌いなケリーは、遺体から採取された牙を持ち帰るだけの仕事だったが、密漁監視員のジャック、地元保安官のハンク、金持ちでワニ研究科のヘクターと湖を調査、そこには体長10メートルのワニがいたのである。題名にUMAとついているが基本はアナコンダと同じ、存在する動物が巨大化した系の映画であり、豪華キャストを揃えてやることかね、と思いたくなるような映画ではあった。監督は13日の金曜日でお馴染みのスティーヴ・マイナー。確かに湖、パニックに陥る主人公一行、湖畔の老婆など類似点は多い。何も考えずに観るにはオススメの映画である。
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「レザボアドッグス」
注意 ネタバレ、長文
1992年のアメリカ映画であり、クエンティン・タランティーノ監督の長編映画デビュー作。
ヨーロッパのインディペンデント映画50で1位になるなど、今でもファンの多い映画である。物語は本名も出身地もわからないで集められ、それぞれに色の名前をつけられた6人は、小さいカフェでコーヒーを飲み雑談をしていた。名前がわかっているのは彼らを集めた裏社会の大物ジョーとその息子だけ。
彼らはジョーの立てた宝石強盗を昼に行う予定になっていた。皆がそれなりのプロであり、銃を持って強盗に押し入るため店を出る。
その後、ホワイトとオレンジが車で逃走していた。オレンジは腹部を撃たれ血まみれで、自分は死ぬんだ、と言い叫んでいた。それを落ち着かせながらホワイトは、逃走するための倉庫へ入り、オレンジを落ち着かせる。そこへピンクがやってきて、警察の動きが早すぎる。「この中に裏切り者がいる」と言い出すタランティーノを語る上で欠かせない作品が2つ「パルプ・フィクション」と本作である。
本作はもともと短編映画であったものを本作でホワイト役のハーヴェイ・カイテルが気に入り、インディペンデント映画を支援する目的から自らプロデュースする形でタランティーノへ話を持ちかけて、制作が開始された。
本作はタランティーノの映画オタクとしての知識が多く入っており、日本の「仁義なき戦い」からもインスピレーションを受けたと語っている。
派手なアクションがあるわけでもない。大掛かりな仕掛けがあるわけでもない。ほとんどが倉庫での緊迫した会話劇であり、それがなんだか音楽とマッチして心地が良い映画なのだ。
結末もギャング映画としては正しいというか、王道であり、低予算だからこそ雰囲気のある映画で、時々みたくなる一本である。
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「生きものの記録」
黒澤明監督があの「七人の侍」で大成功したあとに取り組んだ映画である。
黒澤明監督がこれまでコンビとして音楽を担当してきた早坂が、当時のビキニ環礁実験、第五福竜丸の被爆事件が起こり、これを受けて「こう命が脅かされちゃ、仕事はできないね」との一言から、映画のテーマが決まったという。
物語は70をこえた老人が米ソ核兵器競争、ビキニ環礁水爆実験などで秋田県に地下施設を作ろうとするも、日本では放射能を防げないと知り、サンパウロへ親族、妾やその子どもたちまでも移住しようとするが、家庭裁判所に息子たちは訴えを起こす。家庭裁判所参事の原田は、その調停に呼ばれる。
老人の危機感にもかかわらず、誰もサンパウロへの話を本気にせず、それでも老人は強引に話を進めるのだった。
今だ! この映画は東日本大震災を経験し、原子力発電事故を経験した今の日本人だからわかる。
この映画の当時、あれだけ核兵器の驚異があっても、まだ日本人は他人事だった。だから黒澤明監督映画で唯一の赤字映画となった。
でも今の日本人ならば、きっと理解できる。移住を試みる老人の気持が理解できる。いつ、地震が起こるかもしれない。また原子力発電事故が起こるかもしれない。某国からミサイルが飛んでくるかもしれない。日本はあの当時より確実にこの映画をリアルに受け止められる現実がある。
この映画の題名を見たとき、なんと大げさな題名なのかと思った。が、映画の中で志村喬演じる原田が死の灰という本を読みながら息子に言う。「この本を読んだら他の動物は逃げ出すよ」
そう、人間は考えやしがらみに生きる生き物だ。しかし本能で生きる動物がもし放射能やその知識を理解できたなら、きっと逃げ出す。それは私も同感だ。
そしてこの映画はあの当時の人々はもちろんのこと、あの頃から見た未来の私達、さらに今より未来の人類。
何百年、何万年、何億年先、もしかしたら人類ではない別の文明、別の知的生命体、地球が滅んだあとに、別の惑星にいるかもしれない宇宙のどこかの文明人たちへ、地球にはこんな生き物たちが生きていた。
そう伝える映画なのかもしれない。
自分が400年、映画を作り続けられたら、きっと世界平和にしてみせる。
黒澤明監督はそう言っていたそうだ。だからこの映画は未来永劫、核兵器の驚異があったという現実を伝える映画。
だから「生きものの記録」あの当時の、人類という生物の記録なのだ。
この映画は例えば50億年後、地球が太陽の爆発で消滅したとしても、宇宙が消え去るまで永遠に残し、まさしく記録として残してほしい映画だ。
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「黒の試走車」
大映の現代劇であります。
まだ大映が黄金期だった頃、京都撮影所を中心に時代劇大作を多く撮ってた大映が、東京撮影所で制作したのが、この黒シリーズである。
看板役者の1人、田宮二郎を主演に当時、経済成長期に入っていた日本を象徴する企業のスパイ合戦を描いた作品になっている。
物語は新型のスポーツカーを開発するタイガー自動車。対するヤマト自動車も同じようにスポーツカーを開発しようとしていた。
タイガー自動車の開発部は、ヤマトが自分たちの試験走行を新聞社にリークしたのが不思議で調査したところ、社内にスパイがいることがわかる。そのお返しにとヤマト自動車が開発する新型のスポーツカーの情報を必死に盗もうとするも、常にヤマト自動車に先手を奪われる。
だがようやく手にしたヤマト自動車の新車のデザインは、まるまるタイガー自動車の新車のデザインと同じであったのだ。
いったい社内のスパイは、そして新車開発競争の行方は。
TBSの企業ドラマのような内容の話だが、時代がまだ時代とあって、内容はかなりドロドロとしている。暴力、誘惑、金のやり取り、と仕事という物がまだ一番だった時代の映画というところだろう。
田宮二郎、まさしく大映現代劇の看板役者である。この映画では出番があまりないのだが、その冷徹になりながらも、自分が行っている行為が正義なのか疑問を抱く演技は、まさしく田宮二郎にピッタリの役柄だ。
同じ現代劇で拳銃アクションを行う犬シリーズは、ひょうきんなガンマンやくだが、こちらの黒シリーズのほうが、田宮二郎らしさが出ていると個人的には思う。
後年、永田雅一社長、大映と喧嘩別れになり解雇され、映画界を追放されてしまったが、これは大映のミスだったとおもう。田宮二郎がいたならば、まだ大映は延命できたと思う。
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第51号「クレオパトラ」
叙事詩的映画が流行した時代があった。
ベン・ハー、十戒を代表とする国家規模の予算を費やした、壮大な映画だ。
しかしながらすべての映画が成功するとは限らない。
このクレオパトラのように。
エリザベス・テイラーが主演し、20世紀FOXが社運を賭して制作した。
制作当初、6時間の超大作として制作されたものの、会社側が編集した結果、分からない部分が出てしまい、興行的に失敗してしまう。
そのせいで長らく評価されなかったが、面白いし、凄まじい映画。豪華絢爛という言葉が相応しい出来栄えだ。
この映画には消えた6時間バージョンがあるらしく、それが観てみたい。
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第44号「ローマの休日」
グレゴリー・ペックがよかった。
この映画を見た人、宣伝文句は決まってオードリー・ヘップバーンのことに話題はなってしまう。
主演がオードリー・ヘップバーンなので正しいのだが、私の印象はグレゴリー・ペックが強い。男だからかもしれないが。
最も有名なシーンはジェラートを食べる、あるいはスクーターのシーンだろうが、ラストが私には一番、印象にある。
子供の頃、彼が1人歩くシーンは長いと思っていたし、ハッピーエンドに思えなかった。
今は分かる。ふたりが結ばれる展開は不自然だしない。
あれは映画の余韻を観客が楽しむシーンであるのと同時に、彼が王女との恋の余韻を楽しんでいるシーンなのだろう。
あのシーンが好きで、また観たくなる。
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第43号「戦争と平和」ソ連版
言わずとしれた文学界の大傑作を原作として、ソビエト連邦が国家予算を投資して、国策として制作したのがこの映画だ。
現在の貨幣価値で480億円とも500億円とも言われている。
とにかく長い。が、キャラクターの心情が凄まじく伝わってくる、人間ドラマだ。
またCGなどない時代に、人をとにかく集めて、画面の見えるところまで人の群れで覆い尽くした戦闘シーンは、これまでの映画、これからの映画でも再現は不可能だろう。
とにかく凄い!
ちなみにスター・ウォーズと並び、私の生涯映画ツートップの1つである。
古い映画なのでなかなか目にする機会がないだろうが、戦闘シーンだけでも、見る価値がありますよ。
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第19号「カサブランカ」
君の瞳に乾杯。
このセリフはあまりにも有名でキザの代名詞だ。
そしてモノクロ映画であるなど、若い人には遠ざかる理由が多い。
いやいや、ちょっと待ってください。クリスマスが近いこともありますし、恋人と観る映画として、いかがかな?
物語はナチスがヨーロッパで猛威を振るっている頃、フランスへ亡命すべく、多くの人がカサブランカなる街を経由して、フランスへ亡命していった。
だから偽の身分証商売などが横行した。
そんな中でBARを経営している男の前に、1人の女が現れる。昔の恋人が。
物語はそこから、過去と現在、幸せだった2人の日々と、革命に見を投じた現在の夫との間で揺れる女、その女を許せない男が描かれる。
ハンフリー・ボガート、イングリット・バーグマン。年齢の高い人々には有名だが若い年代は知らない俳優2人。
しかし今見てもイケメン、美人なのは間違いない。
若者よ、一度でいいから見てほしい。
映画史に輝く名作だ。
- 出演 : ハンフリーボガード, クロード・レインズ, ポール・ヘンリード, イングリッド・バーグマン
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