"1906年"カテゴリーの記事一覧
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現存するフィルムの劣化で、なかなか観るのが難しい作品
「ケリーギャングの物語」
・映画おすすめ 感想
ネット・ケリーという実際にいたギャングを題材にした映画である。
サイレント映画として70分という長尺であり、世界最初の長編映画と言われている。
しかしそのフィルムのほとんどが失われており、何度か復元が試みられ、現存するのは、字幕での説明、現存するフィルム映像、静止画を組み合わせたものになっている。
物語としては警察官を撃ったケリー一味が逃亡、その道中で列車強盗、銀行強盗、通行人からの強盗などを働き、最後はホテルにいるところを包囲され、仲間たちが自決。
ケリーは最後まで戦うが足を撃たれ、逮捕される、という内容のようだ。
完全な形で見たかった映画であるし、歴史に残る映画なのは間違いない。
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もしも男女の仕事が真逆だったら
「フェミニズムの結果」
・映画おすすめ 感想
男女の役割が逆転するという設定は古今東西、あらゆるもので表現されている。
本作もその中の1つである。
男はスーツ姿ではあるが、化粧をし集団で集まりお喋りをする。
するとそこに強引な女性がやってきて、男を一人選び連れていく。
男は洗濯、子育てをして、女はバーで酒を飲んでいる。
最後は男たちが女たちをバーから追い出し、自分たちのパーティーを始める。
こうしてみると、この時代から差別、偏見を話題にする映画というのは結構多く、この映画もその一つである。
特に男尊女卑が今よりもさらにあった時代の映画なのだから、すごく勇気のいる制作だったと思う。
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マジック映画に面白い演出をつけている
「マジックローズ」
・映画おすすめ 感想
バラの花束を出すマジシャンは、そこから女性を三人表す。
その女性たちを消して、バラのカーテンのようなものがスクリーン一杯にひろがるのだが、ここで面白いのが、逆回しで作っていることである。
天井からバラのロープを落とすのを、逆再生で天井にくっつくように見せている。
この演出は面白い。
その後、入れ替わりマジックを披露したマジシャンは、女性たちをたたえて終わる。
この時代から逆再生していたとは、驚きである。
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メリエス監督得意の手品映画
「生きているシャボン玉」
・映画おすすめ 感想
この年もハイペースで映画づくりをする商業映画の父、メリエス監督。
本作はメリエス監督お得意の手品映画になっている。
まず煙の中から女性を出す。
次にシャボン玉をふくと女性の頭だけが出てきて移動するという、合成技術を駆使した映像。
そして女性たちを消したり、自分がシャボン玉になるなど、手品を映画で見せている感覚である。
まさに黄金期のメリエス監督の作品である。
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この年もメリエス監督は作品を発表
「悪魔の400の悪ふざけ」
・映画おすすめ 感想
物語としてはメリエス監督お得意の喜劇である。
旅を夢見るエンジニアとその助手が錬金術師に魂を売る代わりに、旅をする魔法の玉をもらう。
玉を家に持ち帰り床に投げると、従者がたくさん現れ、家族を小さな列車に乗せて、旅に出発する。
しかしその従者も錬金術師も悪魔であり、旅の最中にいたずらを仕掛ける。
それでもエンジニアと助手は奇妙な馬車に乗り、宇宙を旅することができる。
だが最後にはサタンが待つ地獄へ向かうのだった。
メリエス監督の独特のセットや仕掛けが本作では進化している。
さらに独特の宇宙観は、みていて面白い。
月に女神が座っているなどのファンタジー要素がたくさんの宇宙である。
この時代に宇宙に目を向けているのは、メリエス監督だけだと思う。
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笑って追われる喜劇の王道
「飲んだくれポスター」
・映画おすすめ 感想
喜劇が多かったこの時代にあって、コント仕立ての喜劇映画である。
物語はポスターが複数貼られた場所に大きな、男性が女性を肩車したポスターが貼られる。
するとポスターの住人たちは、一斉に動き出し、真ん中のポスターの女性はバーのポスターのマスターから酒をごちそうになり、男は女性のポスターをナンパする。
そこへ普通の通行人が通りかかると、ポスターの住人たちは一斉に、粉を浴びせかける。
これに起こった警察官たちが捕まえようとするが、ポスターの住人たちは、縦横無尽に警察を翻弄する。
笑って追われる短いサイレント映画である。
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悪夢の映画
「レアビットフィーンドの夢」
・映画おすすめ 感想
マンガ原作の映画である。
本作は当時、新聞に連載されていたマンガを原作にした映画だ。
物語は男がレストランで飲み食いをして酔っぱらって帰宅する。
酔っている彼を表すシーンでは、いくつもの街中のシーンを合成して、酔っているように見せている。
家に帰った彼はベッドに入ると、そこから夢が始まる。
夢のシーンではミニチュア特撮や映像合成が使われるなど、なかなか手の込んだ映画である。
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絵を使ったストップモーションアニメ
「愉快な百面相」
・映画おすすめ 感想
黒板に絵を描いてそれが動く。
おそらくはストップモーションを使ったアニメーションだと思われる。
それにしても滑らかな演出である。
黒板に描かれた絵が見事に動いている。しかも消した後も利用した演出は面白い。
途中からは紙にえを描くのだがその紙が破けるところまで演出で見せている。
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個人的には大好きな物語
「アラジンと魔法のランプ」
・映画おすすめ 感想
ディズニー映画でも有名な「アラジン」の元であるアラジンと魔法のランプ。
おそらく最古に作られたアラジン映画であろう。
主人公アラジンはお姫様に恋をする怠け者。
ある時、謎の賢者にランプを取ってきたら願いが叶う、と言われ地下迷宮へ取りに行く。
そこでアラジンはランプを手にしたが、賢者には渡さず閉じ込められてしまう。
困ったアラジンはランプをこすると、ランプの精霊が現れ、入り口を開けてくれる。
さらに家に帰ってからこすると、どんな願い事でも叶えてくれる魔人が現れ、金持ちになり、お姫様を迎えに行く。
婚礼が決まった矢先、賢者にランプを奪われ、貧乏人に戻ってしまったアラジンだったが、魔法の女神に救われ、ランプを取り返し、お姫様を取り戻すのだった。
この流れはいつ見ても、心が躍る物語である。
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