"1903年"カテゴリーの記事一覧
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衝撃的な最後
「大列車強盗」
・映画おすすめ 感想
本作は列車強盗を題材にした映画である。
本物の列車を使い、エキストラも大勢使っている。
強盗たちの強盗シーンはまさしく迫力があり、今の映画と大差がない
最後は観客に向かって銃撃するという衝撃のシーンで幕を閉じるのは、見事である。
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最初の映像化
「不思議の国のアリス」
・映画おすすめ 感想
不思議の国のアリスの最初の映画化である。
物語は眠っていたアリスの横を通り過ぎたウサギを追いかけ穴に入っていく。
穴の中には扉がありその扉の前で体が大きくなったり、小さくなったりする。
ウサギのお茶会に参加するも途中退席し、最後はトランプの国で兵士に追われるも、逃げていき、それはすべて夢だったという物語。
演出面で見ると、ウサギの着ぐるみが精工にできており、体が伸び縮みする場面もよくできている。
最後のトランプの国の兵士たちは、トランプの着ぐるみを着ているだけなので、仮装大会にも見える。
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メリエス監督お得意の頭を使った演出
「音楽狂」
・映画おすすめ 感想
メリエス監督演じる指揮者が女性を引き連れて登場。
頭の上には線が並んでおり、そこに音符はない。
そこで指揮者は自らの頭をもぎ取って音符にする。
何度も生えてくる頭を取っては投げて音符にする。
最後は女性たちにプラカードを持たせ、音を見ている人に知らせる。
編集を駆使した演出、メリエス監督らしい、自分の頭部を使って笑いを取る演出方法。
見事である。
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女性が主役の喜劇
「メリー・ジェーンの災難」
・映画おすすめ 感想
起きたメリー・ジェーンは台所の窯に火を入れる。
それから靴磨きを始めるが靴積みが顔につく。
それを取っている間になっても、なかなか火がおこらないことにいら立ち、油を投入。
火をつけると爆発して彼女は四散する。
しっかりとセット全体と顔のアップ、最後には幽霊の合成まで行う、短い作品にしては、カット割りが見事な映画であった。
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女性の誘惑
「The Gay Shoe Clerk」
・映画おすすめ 感想
靴屋にやってきた二人の女性。
一人は雑誌を読み、もう一人の女性に靴を選んであげる店員。
靴を履かせるシーンで手元がアップになると、女性はスカートをたくし上げ、店員を誘惑。
最後にはキスしているところを、雑誌を読んでいる女性がとがめて終わる。
この時代にこういったシーンがある映画というのは、過激だったのだろうか?
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メリエス監督の豪華絢爛冒険活劇
「妖精たちの王国」
・映画おすすめ 感想
ある国の王女が悪い魔法使いに誘拐されてしまう。
それを助けに向かう一団を、妖精たちが次々に救い、手をさにのべ、悪い魔法使いを退治し、見事王女を救う物語。
物語としてはありふれた冒険活劇だが、これを映画とする手腕、苦労を考えると、大変なものがあると思う。
今回はミニチュア特撮も駆使しており、さすが商業映画の父、メリエス監督の娯楽作である。
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悪魔たちの料理
「地獄の鍋」
・映画おすすめ 感想
悪魔らしき二人の人物が女性たちを次々と鍋に放り込んでいく。
人が入る度に鍋からは炎が吹き上がる。
次第に鍋からは幽霊が現れるも、炎があふれてきて、悪魔らしき人物は自ら鍋に入って終わる。
メリエス監督の合成技術が幽霊という半透明な存在を映像化している。
この時代に幽霊を映像化するのはすごいことである。
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地獄を表現した演劇に特殊効果をつけたメリエス演出
「地獄のケークウォーク踊り」
・映画おすすめ 感想
メリエス監督が勢力的にエンタメ映画を作っている時代。
本作も観客を楽しませる仕掛けが所どころに見られる。
まず地獄のセットが上下左右に開き、炎を持った踊り子たちが踊る。
女性も短いスカートで踊り、セクシーを表現。
さらに踊りは大人数になり、炎の合成が行われる。
悪魔らしき人物の手足が離れる特撮も見事である。
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メリエス監督の技工
「よく眠る宿屋」
・映画おすすめ 感想
メリエス監督のちょうぜつ技工が見られる映画。
後のキートン、チャップリンなどに影響を与えたと思われるドタバタ喜劇である。
宿屋に宿泊した酔払いの男がその部屋で起こる不思議な出来事に激昂して暴れまわる。
すると宿の従業員たちが部屋に押し寄せてきて、ドタバタ喜劇が繰り広げられる作品。
サーカス団のような動きをするので、見ていて迫力とテンポがすごくいい映画になっている。
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メリエス監督のとにかく明るい喜劇
「キックのボブ、恐るべき子供」
・映画おすすめ 感想
物語りがハッキリとしない映画である。
とにかく人を楽しませる。
観客を喜ばせることに徹している映画だ。
合成技術やフィルムを編集することで、生首を出したり、人を消したりなど、メリエス監督のてクニックがいかんなく発揮されている。
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今も言葉としてアメリカに残る名前
「アンクル・トムの部屋」
・映画おすすめ 感想
この時代から黒人差別をテーマにした映画があることに驚いた。
本作の原作はアンクル・トムの受難とそれを受けての黒人運動に身を投じる男の物語である。
物語としては、奴隷のトムが優しい白人少女を救ったことで、その家の召使いとなり、素晴らしい主人と娘に恵まれ過ごしていたが、その二人を失い、トムを軽蔑していた母がトムを酷い環境の農場に売り飛ばしてしまうというものだ。
これは現代の黒人差別を象徴するものであり、軽蔑としての言葉として今もアンクル・トムの名前は残っている。
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この時代でも商業映画の父は活躍する
「ジュピターの雷鳴」
・映画おすすめ 感想
相変わらずメリエス監督の演出は面白い。
本作は神様をモチーフにした喜劇である。
凄まじい雷を手にした神が、その力を操ろうとするも、うまくいかない。
思い通りにならない神は憤慨するも、雷のほうが力があり神は吹き飛ばされてしまう。
これは一種の風刺とも取れる表現方法に、メリエス監督の奥深さを改めて感じさせられる映画だ。
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