"1902年"カテゴリーの記事一覧
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いつの時代も貧富の差というのは生まれるものなのだろう
「寺院の前で小銭を拾う安南の子供たち」
・映画おすすめ 感想
本作は記録映画である。
安南の寺院前で二人のおそらくお金持ちと思われる女性。
小銭をばらまいている。
そこに子どもたちがやってきて、一心不乱に拾う光景が記録されている。
本作はルイス・リュミエール監督による作品であり、リュミエール兄弟の、映画史に与えた影響と功績は計り知れないことがこの映画でもわかる。
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人間を大小に撮る撮影マジック
「ガリバー旅行記」
・映画おすすめ 感想
商業映画の巨匠メリエス監督は、この年に精力的な活動をしている。
本作もそんな中の一本である。
ガリバー旅行記の小人の国と巨人の国を題材にした物語構成となっている。
最初、ガリバーは小人の街にやってきて、昼寝をしているうちに縛られてしまうも、もてなされるという物語。
後半は巨人の家につれてこられ、そこで巨人たちから笑い者にされるという、立場が逆になる物語になっている。
合成技術とたくみに生かした、見事な娯楽映画となっている。
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メリエス監督の真骨頂
「踊る小人」
・映画おすすめ 感想
商業映画の父、さすがメリエス監督である。
物語としてはある老人と召使いが卵を取り出すところから始まる。
卵は召使いの頭を叩くと口から出てくる。
そこもフィルムの編集で本当に出てきているように見える。
さらに卵は帽子の中に入れられ、そこから大きな卵が現れ、美しい小人の踊り子が現れる。
踊り子は一つ踊ったあと、等身大となる。
手品をフィルム編集で実現させた感覚の映画になっている。
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世界で初めての映画化
「アリババと40人の盗賊」
・映画おすすめ 感想
アラビアンナイトの一つ、アリババと40人の盗賊。
その初映画化が本作である。
物語はロバを連れて岩山を移動していたアリババが、盗賊団が岩山を呪文で開き中に入っていく様子を目撃する。
その呪文で中に入るアリババは、そこで財宝を手に入れる。
大金持ちになるアリババを妬む金に汚い義兄弟が災難にあう。
という物語である。
当時の映画としては長尺な物語映画であり、きっと観客をワクワクさせたことだろう。
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実際の大災厄を映画化した
「プレー火山の噴火」
・映画おすすめ 感想
本作はミニチュアセットで火山が噴火し、その麓の街が災厄に見舞われる光景を描いている。
この年、プレー火山という西インド諸島の火山が噴火を起こし、多くの犠牲者を出した大惨事が起こった。
それを商業映画の父、メリエス監督がミニチュアで再現。
ニュース映画として知らない人たちに伝えたのである。
映画はこの当時、娯楽ではなく、ニュースの役割も果たしていたのである。
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映画の中に映画を合成
「動画のジョシュおじさん」
・映画おすすめ 感想
合成とはもう少し先の技術だと思っていたが、この時代からすでに使われていたとは驚きである。
物語はジョシュというおじさんが、映画を観ていて、興奮して客席から飛び降りて、大騒ぎするものだが、その映画がしっかりしたものであり、映画の中に映画が映されている。
しかも合成である。
フィルムを重ねたのか、どうやってあの時代に合成したのか不思議な映画である。
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