"1901年"カテゴリーの記事一覧
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記録映画なのか演出なのか
「ニューヨーク23番通りで何が起こったのか」
・映画おすすめ 感想
一見すると当時のニューヨーク23番通りを記録した映画に見える。
行きかう人、馬車など。
当時の世間が見えてくる。
しかしそこに二人のカップルが歩いてきて、女性のスカートが地下鉄の排気口からの空気でひらめく。
スカートの中が見えるわけではないが、当時としたら、かなりショッキングだったのではないだろうか。
これが演出したものなのか、偶然なのかは分からない。
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目まぐるしく変わる壮絶な戦いと特撮
「常識はずれの新たなる戦い」
・映画おすすめ 感想
本作はメリエス監督の映画の中でも、管理人の知る限り、凄まじい流れの映画である。
プロレスを題材にさております、女性も男性も戦い合っている。
そして踏みつけると手足がちぎれる。
そこからは人形なのだが、それが集まりまた人間に戻る。
この映像の展開がメリエスの真骨頂だろう。
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商業映画の父が作った特撮映画
「さなぎと黄金の蝶」
・映画おすすめ 感想
映画はジャングルが舞台となっている。
一人の男が笛を吹きジャングルの奥から巨大な芋虫を呼び寄せる。
仕掛けたかごに芋虫を入れ、確保したかに思えた芋虫は、蝶の翼が生えた女性となってしまう。
それを捕まえようとする男。
ようやくケープで蝶を包み込むと、原住民らしき人々がやってきてケープを取ると、蝶はきれいな女性となっていた。
男は女性を追いかけるが自分が芋虫に変化してしまい、映画の幕は下りる。
メリエスがこれでもかというほど特撮技術を駆使し、芋虫も巨大なぬいぐるみを使い、当時の最新技術を使った幻想的な映画になっている。
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犯罪から処刑までの物語
「ある犯罪の物語」
・映画おすすめ 感想
この時代にしては五分というのは長編と言える映画だ。
強盗がある家に入り、家主を殺害して金庫の金を盗む。
豪遊していたところを強盗は逮捕され、裁判を受け死刑を宣告される。
自分が殺害した家主を見て強盗は後悔するがギロチンは待ってくれなかった。
起承転結のある面白い映画であった。
最後は衝撃的である。
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待ちきれない客が起こすとんでもないこと
「ビッグスワロー」
・映画おすすめ 感想
本作はサイレントの一分程度の映画である。
写真を撮りに来た男。
しかし写真技師が手間取っているのに耐えかねて、大きくなった顔で写真技師を食べてしまうという喜劇である。
喜劇として描かれているが、ある種、世界で初めてカニバリズムを描いたと言っても過言ではないのかもしれない。
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世界で最初期の風刺映画
「Terrible Teddy, the Grizzly King」
・映画おすすめ 感想
物語は一人の男が斜面を走りながら降りてきて転ぶシーンから始まる。
そのあとを追って二人の男が走ってくるが、二人の首からはプラカードが下がっている。
男はライフルで真上を撃ち、リスらしき動物をゲットする。
それを写真家らしき男が撮影する。
場面は転換して馬に乗った男を追いかける二人の男。
その首からはまたプラカードが下がっている。
本作は新聞の風刺漫画をヒントに監督が当時の政府を風刺した内容となっている。
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人の心理かも知れない
「覗き見トム」
・映画おすすめ 感想
アパート、あるいはホテルの清掃員であるトムは、鍵穴から各部屋をのぞいている。
最初に覗いた部屋では女性が着替えていた。
それに味を占めたトムは次々に鍵穴を覗いていく。
しかしそこにいいものばかりが見えるものではない。
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夢は美しい願望
「夢と現実」
・映画おすすめ 感想
本作は男が美女とレストランで二人きりの場面から始まる。
美女に酔いしれ、お酒を一杯、二杯と飲んでいくうちに、男は酔っていく。
そして美女にキスをする。
そこで目が覚めて、横で寝ている古女房にキスをしている現実に引き戻されるのだった。
映画史でも初期の夢オチというやつであろう。
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長い歴史を持つ喜劇
「The Old Maid Having Her Picture Taken」
・映画おすすめ 感想
写真を撮りに来た老婆。
おめかしして技師に少し待つように追われる。
そうすると部屋の物が次々と壁から落ちて驚く。
最後は撮影機が爆発して、老婆が座った椅子が壊れる。
今の時代にも通じるコント形式の映画である。
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世界初の逃亡劇
「Stop Thief!」
・映画おすすめ 感想
物語は浮浪者が肉屋が運ぶ肉を盗むところから始まる。
逃げる浮浪者を肉屋が飼っている犬たちが追いかける。
大きなたるを発見した浮浪者はその中に入るのだが、犬たちも次々とたるの中へ入っていく。
そして結末へ。
一分ほどの短い短編サイレント映画だが、世界初の逃亡劇を描いた映画である。
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当時最新鋭の撮影技術
「Fire!」
・映画おすすめ 感想
本作は火事が起こった現場に消防隊が出動し、火事現場から人を救う。
あるいは消化活動をする物語である。
本作はいくつものシーンを撮影しつなぎ合わせた、世界初の映画とされている。
また炎も本物を使用し、消防士役の俳優の顔の横で炎が燃えている。
さらに二階から人が飛び降りるシーンがあるのだが、これも当時本当にやっていたことなのだろう。
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メルヘンの世界を体現した映画黎明期の秀作
「キャベツの妖精」
・映画おすすめ 感想
本作はキャベツ畑が舞台である。
巨大なキャベツの中を優雅に歩く妖精。
キャベツの中に手を入れると赤ん坊が一人、二人と生まれてくる。
この時代、記録映画と共に物語性を持つ映画が増え始めた時代でもあり、本作も物語性を意識している。
特にファンタジー要素を前面に出し、メルヘンな世界観を作り上げている。
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商業映画の父が作る、摩訶不思議なオーケストラ
「一人のオーケストラ」
・映画おすすめ 感想
商業映画の父、メリエス監督が制作した本作。
最初は一人の男が椅子に座っているだけである。
しかし次第に一人、二人と同じ人間が増えていく。
そしてオーケストラとなり、音楽を奏でるという映画になっている。
当時の特撮を駆使して、同じ人間が何人にも増えるというのは、さすがメリエスと言ったところだろう。
残念ながらサイレント映画なので、奏でる音はない。
しかし素晴らし特撮技術を堪能できる。
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面白いアングルから近接撮影した映画
「おばあちゃんの虫眼鏡」
・映画おすすめ 感想
本作はおばあちゃんが使っている虫眼鏡を孫が借りる。
そこから見えてくる様々なものを近接撮影している映画である。
当時、舞台のように正面から撮影する手法が主流だった映画。
この映画はそれをシーンをカットして、虫眼鏡を通した別の場面を入れるという手法を使っている、なかなか面白い構造の映画になっている。
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フランスの英雄を当時の最大の表現方法で映像化
「ジャンヌ・ダルク 1900年」
・映画おすすめ 感想
まだ映画が数分、内容によっては数十秒という世界だったころ、本作は十分を超える超大作として制作された。
制作国はフランスであり、当時から人々に神聖なる人としてあがめられていたことを物語っている。
物語は、神の啓示を受けた少女ジャンヌが、国王のもとへ行き、堕落していた王室をと手直し、戦場へ向かう。
しかし城攻めで捕まったジャンヌは宗教裁判にかけられ、火あぶりにされる、という今もなお同じ作品が作られている、原点ともいうべきプロットになっている。
映像も大がかりなセットを使い、当時としては大規模な映画になっている。
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自らが描いた絵とのやり取り
「魅惑の絵」
・映画おすすめ 感想
本作はある人物がキャンバスの前で絵を描いていく。
男の顔とワイン、ワイングラス、たばこ、帽子などを描いていくと、絵からワインを取り出し、飲んでしまう。
この時、描いた男の顔が変わるのがわかる。
本作の監督はのちにアニメーションの父と呼ばれる人であり、その技量は映画黎明期にすでに発揮されている。
見事に実写と絵が重なり合い、面白い物語を描いている。
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現存する最古のシャーロックホームズ映画。
「Sherlock Holmes Baffled」
・映画おすすめ 感想
シャーロックホームズと言えば、知的で人を見下し、心を開かない孤高の天才といったイメージが強いと思う。
しかし本作が完成した当時はそういったイメージがまだ定着していなかったらしく、ホームズは現れては消える盗人に翻弄されるがまま、自らの家財を盗まれてしまう。
特撮技術を使った盗人の現れては一瞬で消える姿は見事である。
シャーロックホームズは推理も攻撃もしないで、ただ茫然としているだけ。
しかしこれがシャーロックホームズの原点というのは、見ていて歴史を感じるものがある。
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映画黎明期の記録映像
「客間におけるオールドミス」
・映画おすすめ 感想
本作にはストーリーというものはない。
客間におけるオールドミス、という題名通り、年配のドレスを着た女性がただカメラに向かって喋る。
時々、うちわで顔を仰ぐだけの映画である。
これが同時代のリアルな女性の姿なのか、あるいは演技、仮装をして撮影したものかは不明だ。
ただこの時代から映画の魂はしっかりとフィルムに刻まれていることだけは確かである。
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「青ひげ」
1901年。「ゴム頭の男」と同年にメリエス監督が制作した、童話をモチーフにした映画である。不吉な青ひげと呼ばれる貴族が美しい妻を探すも、誰も見向きもしなかった。そこで貴族は無理やり若い女を妻とした。貴族は旅に出る時、絶対に入ってはならない部屋、の鍵を妻にわたす。妻はその部屋に入ってしまい…。本作ではよく今でも表現として使用される、天使の悪魔の誘惑が表現されており、絶対に入ってはならない部屋の場面など、ホラー要素もあり、ある意味ではホラー映画なのかもしれない。
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「ゴム頭の男」
1901年公開。ジョルジュ・メリエス監督が制作した映画である。メリエス監督といえば、それまでドキュメンタリー、記録映画がフィルムの主な使用方法だったのを、商業映画を作る道具としてフィルムを使い始めた、商業映画の父、と言われる人物である。本作はそんなメリエス監督が有名な「月世界旅行」よりも前に公開した作品である。科学者が自分と同じ生きた頭をテーブルに乗せ、空気を入れて大きくする、というフィルムの合成を使った作品になっている。やはり商業映画として意識したのだろう、今見ても面白く思える。
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