"SF映画"カテゴリーの記事一覧
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世界を救うため、彼は記憶の中に行く
「ラ・ジュテ」
★4.5
映画おすすめ物語
第三次世界大戦のあと、人類は放射能を避けて地下へと、移住した。
地下社会の支配者たちは、過去の出来事が現在の惨状に繋がっていると結論付け、過去を変えれば未来を変えられるという考えに至ります。記憶に強く執着する男が、時間旅行実験の被験者として選ばれます。彼は幼い頃に見たオルリー空港での出来事と、ある女性との出会いを鮮明に覚えていました。
男は過去へ送られ、オルリー空港で記憶の中の女性と再会します。二人は行動を共にし、次第に男は過去の出来事と現在の状況との繋がりを感じ始めます。
映画おすすめ感想
短編映画は結末で驚かせることが肝心だと思うが、まさしくこの映画は、驚きとともに終わっていく。
後にSF映画の名作「12モンキーズ」でブルース・ウィリスとブラッド・ピットが共演し、物語は追加されたものの、筋書はほぼ、このままのリメイク作品が作られている。
また日本では鬼才、押井守監督が影響を受けた映画の1つにあげている。
本作はモノクロ写真に音楽とモノローグを付けた作りになっており、独特の心地よさがある映画になっている。
耳元でささやかれているような、未来の物語を聞かされているような気分になる。
なによりも本作はタイムトラベル物でありながら、人の記憶に頼っている部分があり、過去のある瞬間に鮮明な記憶を残している主人公だからこそ、精神のタイムトラベルに成功するという、個人に頼っている部分がる。
だから普通の人ではできない、主人公が主人公でいられるアイデンティティが生まれる映画になっている。
この映画は短編でありながら、かなりの傑作である。
監督 クリス・マルケル 脚本 クリス・マルケル 製作 アナトール・ドーマン 音楽 トレヴァー・ダンカン
「ラ・ジュテ」ブルーレイ
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前々回のブログ 映画おすすめ オールドピープル
前回のブログ 映画おすすめ ジョン・W・ウィルソンとバーサ・ウェアリング 1895年
人々は次第に豹変していく
「インベージョン 2007年」
評価:★3.7
・映画おすすめ 物語
精神科医のキャロルは、息子のオリバーと二人で暮らしていた。
夫とは離婚し、別の家で暮らしている。
ある日、スペースシャトルが地球へ降下中に事故でバラバラになる事件が起こる。
破片には胞子のようなものがついており、感染の恐れがおるので、防護服を着て対処されていた。
しかし一人の少女が破片を疾病対策局の局長に渡すと、局長は破片で手を切ってしまう。
そのまま家へ帰り眠りについた局長は、全身を繭のようなもので覆われるのであった。
キャロルはオリバーと普通の生活をしていたのだが、分かれた旦那が息子に会いたいと言ってくる。
キャロルは仕方なくオリバーを元旦那に預け、自分は親友で恋人未満のベンとパーティーに行くのであった。
その後、オリバーを迎えに行こうとしたキャロルは、人々の異変に次第に気付き始める。
無表情な人々が街を歩き、自分を見つめてくるのである。
おりしもアメリカ全土でインフルエンザがはやり始め、人々がピリピリし始めていた。
患者の中には夫が豹変したという女性もおり、何かがおかしいことに気付き始める。
急ぎ、元旦那に電話をするもつながらず、家へ直接向かうと、元旦那と複数人の見知らぬ人物たちに彼女は襲われる。
そして元旦那が吐き出した粘液を顔に浴びでしまうのだった。
オリバーがどこにいるのか、何が起こっているのか急ぎベンとも連絡を取ると、医師のベンと他の医師たちは、未知のウィルスが原因で人間が別人に変わることを突き止めていた。
その引き金は眠ること。
キャロルは眠れば別人に変わるウィルスの保菌者となっていた。
そしてオリバーは元旦那の実家にいることが判明し、急ぎ向かうと変貌したことを装いながら、オリバーを助け出すのであった。
二人は変わってしまった街を逃げるのであった。
・映画おすすめ 感想
「盗まれた町」の4度目の映画化である。
本作はSF小説の名作「盗まれた町」の映画化された作品群の中で一番新しく、ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ主演でも有名である。
「スナッチャー」という題名でこれまで映画化されてきた名作映画群の中にあって、本作は少し印象が弱い気がする。
途中までは未知にウィルスによって世界が次第に変貌していくのは、見ていて見事だとは思いながらも、終わりに向けて少しずつ尻つぼみになっていった気がする。
それもこの映画以前に制作された映画たちがあまりにも衝撃作、衝撃に終わり方をするので、本作が薄味に見えてしまったのかもしれない。
それにしても最後のオチは、少し拍子抜けする映画ではある。
もし次に作られることがあるとしたら、もっと衝撃的な映画になることを期待したい。
監督 オリヴァー・ヒルシュビーゲル脚本 デヴィッド・カイガニックウォシャウスキー兄弟原作 ジャック・フィニイ『盗まれた街』製作 ジョエル・シルバー製作総指揮 ロイ・リーダグ・デイヴィソンスーザン・ダウニースティーヴ・リチャーズロナルド・G・スミスブルース・バーマン出演者ニコール・キッドマンダニエル・クレイグジェレミー・ノーサム
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前々回のブログ 映画おすすめ フェーズ6
前回のブログ 映画おすすめ グランディとフリント 1895年
戦争はこれからだ
「プリースト」
評価:★3.7
・映画おすすめ 物語
人間がある限りヴァンパイアは存在し続ける。
人間とは別の進化をたどった人間最大の脅威ヴァンパイアは、人間と長い戦争状態を続けていた。
人間とヴァンパイアの戦争は壮絶で、人間はその数を減らしていった。
戦争が終結し、残ったヴァンパイアを隔離エリアへ追いやり、生き残った数少ない人々は、シティと呼ばれる壁に覆われた近代都市に住んでいた。
戦争でヴァンパイアを駆逐した、教会に育てられた殺し屋集団プリーストは、英雄的行為を行いながらも、戦いしか知らないために、戦争のない世になると解散を命ぜられ、集団行動をとることを固く禁じられていた。
シティを管理するのは教会で、教会の権限は絶対に拡大していた。
一人のプリーストはそんな太陽がもう届かないシティで暮らしていた。
そこへ一人の青年がやってくる。
彼の兄と家族がヴァンパイアに襲われたというのだ。
ヴァンパイアは絶滅した、というのは教会の発表したところであり、隔離区画から脱走したという報告もないため、教会側はプリーストがシティを離れる許可を求めにいっても、ダメだというばかりであった。
しかし枢機卿たちの命令を無視し、プリーストはシティを離れ、荒れ果てた荒野の街で、青年の頃に生き別れた兄と再会するのだった。
そこで姪が誘拐されたことを聞かされ、兄とその妻の葬儀を終えた後、姪を追い求め荒野を進むのであった。
・映画おすすめ 感想
ヴァンパイア映画となると、どうしても「ブレイド」が一番最初に思い出され、波はあったものの秀作だっただけに、後に出てくるアクションとヴァンパイアを組み合わせた映画は、どうしても「ブレイド」と見比べてしまうところがある。
本作はその中にあって、世界観がディストピア物であり、サイバーパンクの世界も入った、独特の世界観を打ち出している。
ヴァンパイアも人間に牙が生えた姿ではなく、目がない、エイリアン的な見た目をした別の生き物として、人類と長い戦争をしたという歴史が語られている。
アクション面を見ると、もう少しアクションが欲しいところもあり、戦争の英雄プリーストという割には、意外と普通の強さであるところ。
武器も仕掛けのある武器を使うのは良いのだが、そこまで凝っていないので、見どころにはならない。
どうしても物足りなさが残る映画となってしまっているのが残念だ。
世界観がよかっただけに、アクションにもう少しキレが欲しかったところだ。
監督 スコット・スチュワート脚本 コリー・グッドマン原作 邢民友製作 ミッチェル・ペックマイケル・デ・ルカジョシュア・ドーネンサム・ライミ製作総指揮 ジョシュ・ブラットマングレン・S・ゲイナースティーヴ・ギャロウェイスチュアート・J・レヴィ出演者ポール・ベタニー
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前々回のブログ 映画おすすめ 怪談雪女郎
前回のブログ 映画おすすめ 軍隊を見直すドイツ皇帝 1895年
生き残ることができるのか
「フェーズ6」
評価:★3,3
・映画おすすめ 物語
致死率100%のウィルスが蔓延した世界。
ブライアンとダニーの兄弟は、ブライアンの恋人ボビー、ダニーの友人ケイトの四人で、ウィルスを避け、メキシコ湾を目指していた。
その道中、ガス欠で動けなくなった車の前に人の男が立っていた。
車の中には幼い娘がおり、助けてほしい、と懇願される。
しかし感染しているかも分からない人間と接触することを拒むルールを決めていた四人は、車から降りなかった。
すると顔をのぞかせた娘のマスクが血で濡れているのが見え、慌ててブライアンは車を走らせるのだった。
しかしその時に車が壊れてしまい、仕方なくガソリンやに持ちをもって、父娘のところへ戻るのだった。
幼い娘を後部座席に隔離した状態で、父親が入手した新薬を開発している学校へ向かうのだった。
学校に到着すると、そこは無人で、誰もいないように見えたが、体育館に子供たちを集めた一人の感染者の研究員がいた。
話しを聞くと、子供たちに何かを飲ませようとしていた。
父親はやめるように言うが、研究者は救いはない、と言い隔離した部屋のカーテンを閉めるのであった。
そのころ、ボビーは幼い娘と仲良くなり車の中で待っていたが、娘が急に苦しみだし、酸素ボンベを使うにも、仕切りでふさがれた後部座席には行けない。
そこでボビーはガムテープを取り、仕切りを外して娘に酸素を与えようとするが、娘が血を吐き出し、それが彼女に付着してしまったのであった。
そこへブライアンたちが戻ってきたので、体の血を拭き、アクリル板を元に戻して何事もなかったかのようにボビーはふるまうのだった。
父と娘はそこで車を降り、また四人での旅が始まったが、感染者の血液を浴びたボビーは、それをブライアンにも誰にも言わずに、旅を続けるのであった。
・映画おすすめ 感想
新型コロナウィルスを経験した今の世界にあって、これがあまりリアルに感じないのは、ウィルスが一気に広がるということはなく、広がったとしても、この映画のように無人になることはけしてない、というのを理解しているから、この世界観にあまり入り込めないのかもしれない。
またゾンビ物を期待してみると、そうではないので、肩透かしを食らった気分になるだろう。
本作はウィルスが全世界に広がり、感染したら、どんな選択をするのか、ということをメインに置いたロードムービーになっている。
スタートレックで注目を集める前のクリス・パインが出ているので、期待値も上がっているのだが、非常に地味な作風なので、これを人間ドラマ、としてみるか地味なウィルスものとして見るか、リアルをそこに感じるかで見方、感じ方が違ってくる映画になっている。
監督 アレックス・パストールダビ・パストール脚本 アレックス・パストールダビ・パストール製作 レイ・アンジェリクアンソニー・ブレグマン出演者ルー・テイラー・プッチクリス・パインパイパー・ペラーボエミリー・ヴァンキャンプ
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前々回のブログ 映画おすすめ テンタクルズ
前回のブログ 映画おすすめ エルシー・ジョーンズ№2 1895年
怪獣にも親子愛がある
「大巨獣ガッパ」
評価:★3,8
・映画おすすめ 物語
週刊誌プレイメイトは五周年を記念して、南国をイメージしたテーマパークを作ろうとしていた。
そのメインは南国の珍しい動物の展示であった。
そのため、記者の黒崎、カメラマン糸子、大学助教授の殿岡らは、南太平洋を航海していた。
そこで火山噴火する島を発見し、そこに巨大な像があるのを目撃する。
急ぎ、上陸した一行は日本語を話す原住民にもてなされるのだった。
おそらく戦時中、占領下にあった島の住民たちは、日本軍が帰ってくると約束したのを待っていたと思われた。
黒崎と糸子は、島の少年サキに海上から見えた巨像のところまで案内してもらうことになる。
サキはしきりにガッパが怒る、と口にしていた。
黒崎と糸子はガッパとは巨像のことだと思い込んでいた。
巨像のところへたどり着き、近づこうとするのをサキは、ガッパが怒る、と止めるのだった。
その時、地震が起こり巨像が崩れおち、その奥に洞窟が現れるのだった。
サキの静止も聞かず、二人は洞窟の中に入っていくと、巨大な卵を発見する。
そこで再び地震が起こり、卵が孵化し謎の生物が現れたのであった。
調査隊と合流し、一行は生まれたばかりの謎の生物を日本へ持ち帰ることにする。
しかし島の人々はガッパが怒る、と警鐘を鳴らすも、一行はその生物を船に乗せ、日本へ帰るのだった。
その直後、島に二体の巨大生物が現れ、島の人々を襲うのであった。
巨大生物はそのまま空中へ飛び去っていく。
運よく、海外の潜水艦が逃げ出す人々を救助し、サキの言葉を頼りに日本へ向かうのだった。
そのころ、熱海に巨大な二体の生物が上陸、甚大なる被害が出るのであった。
黒崎と糸子らは、成長していく生物が二体の子供であることを知りながら、研究のために開放しようとはしなかった。
これに糸子は反対するのであった。
・映画おすすめ 感想
日活が当時の怪獣ブームに乗って作った、唯一の怪獣映画である。
イギリスの怪獣映画を下敷きに、いくつものシナリオが出され、熟慮された結果、完成したのが本作である。
怪獣映画と言っても、本作は人間ドラマに重きを置き、当時、乱立していた怪獣映画の中でも、一味違う色合いを出している。
会社の頑固な社長の思惑とその娘の対立と親子愛。
それと重なる怪獣の親子愛。
すれ違う男女の意見と心。
日活らしい男女のすれ違いや親子愛を前面に押し出し、これまでにない怪獣映画となっている。
特撮の面では、ゴジラシリーズやその他、東宝の怪獣シリーズなどと比べると、少し劣るがなかなか良い出来の特撮だと思う。
日活がこれ以降、怪獣映画を作らなかったということは、ヒットしなかったのか、あるいは怪獣映画を作る環境を整えるのが大変だったのかは分からない。
個人的には怪獣映画の新しい部分が見られた映画だと思う。
監督 野口晴康脚本 山崎巌中西隆三出演者川地民夫山本陽子和田浩治藤竜也町田政則
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前々回のブログ 映画おすすめ TWO
前回のブログ 映画おすすめ ニューヨークの街中を走る高架鉄道 1895年
海に何かが潜んでいる
「テンタクルズ」
評価:★3,8
・映画おすすめ 物語
海岸線の街で次々に行方不明者が出ていた。
新聞記者のネッドは、それが海辺の近くであり、何らかの無線機を使っていたことを突き止める。
調査していくと、さらに海底トンネル工事が関係しているのではないか、とにらみ、開発会社のトロージャン社に疑いの目を向け始めていた。
同じころ、トロージャン社でも調査を開始し、海洋学者のウィルが調査に乗り出すのだった。
ところがウィルの助手たちが調査の最中に行方不明になる事件が起こる。
海に何かが潜んでいると結論づけた二人だったが、ネッドの甥っ子が参加するボートレース大会が開かれてしまうのだった。
甥っ子のトミーは無事だったが、友達が巨大なタコに襲われ、命を落とし、さらにウィルの妻も大タコに襲われ命を落としてしまうのだった。
復讐のため、ウィルは大タコを退治することを決めるのだった。
大タコは海底トンネル工事の装置が原因で本能を刺激された巨大なモンスターだったのである。
・映画おすすめ 感想
当時、「ジョーズ」が世界的ヒットとなり、各映画会社はこぞって、動物が人を襲う映画を制作した。
その中の1つが本作である。
個人的には巨大タコ、という点を覗いては面白い映画だったと思う。
それなりにホラーテイストに作られており、動物の残忍性が出ている。
特に海辺に置かれていたベビーカーが容赦なく引きずり込まれるシーンは、見事だったと思う。
しかしなぜタコだったのか。
これを未知の生物にしたらB級になってしまうのだが、個人的にはそっちの方が面白そうな気もする。
評価としては平凡なパニック映画となっているが、いい出来だと個人的には思う。
監督 オリヴァー・ヘルマン(英語版)脚本 スティーヴン・カラバトソスティト・カルピジェローム・マックスソニア・モルテーニ製作 オヴィディオ・G・アッソニティスE・F・ドリア出演者ジョン・ヒューストンシェリー・ウィンタースヘンリー・フォンダボー・ホプキンス
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前々回のブログ 映画おすすめ ドクター・スリープ
前回のブログ 映画おすすめ 空中ブランコ 1894年
人気SFドラマのキャストたちが集まった席に、本物の異星人が現れる
「ギャラクシー・クエスト」
評価:★3.7
・映画おすすめ 物語
1970年代、4年間の放送が行われた、人気SFドラマ「ギャラクシー・クエスト」は、20年たった今でも人気を博しており、熱狂的なファンがファンミーティングを開くほどだった。
ドラマの中で艦長を演じたジェイソンは、当時は人気俳優として活躍したものの、今では仕事がなく酒浸りの生活をしていた。
同じく当時は人気俳優だった、グエン、アレクサンダーもファンイベントで顔をあわせるが、人気が出ない俳優として、小さい役ばかりをこなしていた。
ただこのファンのイベントだけは、3人を栄光の時代に戻してくれ、またがんばろうという気持ちにさせてくれるのだった。
だがある日、銀色のスーツをまとった不思議な4人組にジェイソンはイベントで出会う。
彼らはドラマの中のプロテクター号を本当に作った、といい艦長に自分たちを救ってほしい、と頼まれる。
ジェイソンは新しい仕事の依頼をこういった形でオファーしてきたのか、と勘違いをし彼らの用意したリムジンに乗り込む。
二日酔いだったジェイソンが寝込んでしまい、次に目が冷めた時、そこは本物のプロテクター号のブリッジであった。
実はジェイソンを連れて行った4人組は、サーミアンという本物の異星人であり、人間に擬態していた。
さらにサーミアンは戦争状態にあり、悪者サリスと戦争状態にあったのだ。
サーミアンには嘘という言葉がなく、母星でたまたま受信したギャラクシー・クエストを本当のドキュメンタリーだと信じ込んで、俳優たちを本物の艦長、乗組員、トカゲ頭のドクターだと信じ切っていた。
最初は信じなかったジェイソンも本当だとわかると、一度地球に帰り、グエン、アレキサンダーを誘うのだった。
グエンとアレキサンダーは飲んだくれのジェイソンがとってきた仕事ならば、と仕方なくジェイソンについていくと、そこには本物のプロテクター号と、人間に擬態したエイリアンの乗組員、大宇宙がまっていた。
・映画おすすめ 感想
個人的にはSF映画の低迷期だったと思っている。
2000年代初頭、SF映画は低迷期にあったように思える。
90年代のSFドラマ、スター・トレックの熱気は薄れてしまい、現実がSFよりも大変な時代だったせいか、SFは低迷していたように思える。
そんな時代にあって、突如として現れたのが、このギャラクシー・クエストだった。
最初はスター・トレックのパロティネタかと思っていた。
しかしそのパロディをこれでもかと使い込み、最終的にスペースオペラの本格SF物となっていく、見事な映画であった。
構成として最初はスター・トレックのファンや俳優たちを風刺的にとらえていた映画も、後半になるにつれて、本格SFへと変貌していくのは見事である。
さらにスター・トレックのパロディということをこれでもか、と全面に押し出し、隠すことなく演出してくれたのは、さらにこの映画に付加価値をつけたのではないだろうか。
本作はSFの世界的な賞、ヒューゴー賞を受賞するなど、SFファンから支持をされる映画である。
ただ1つ言うのであれば、前半の導入部があまりにも風刺が効きすぎているので、見始めはすこし退屈な映画に見えるかもしれない。
監督 ディーン・パリソット脚本 デビッド・ハワードロバート・ゴードン製作 マーク・ジョンソンチャールズ・ニューワース製作総指揮 エリザベス・カンティロン出演者ティム・アレンシガニー・ウィーバーアラン・リックマントニー・シャルーブサム・ロックウェル
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前々回のブログ 映画おすすめ 我々の父親
前回のブログ 映画おすすめ ソード・コンバット 1894年
40年前の悪夢からダニーは抜け出せずにいた
「ドクター・スリープ」
評価:★3,9
・映画おすすめ 物語
父、小説家のジャックがホテルでダニーと母親を殺そうとしてから少し過ぎた頃、ダニーと母親はあの事件を忘れるように、平凡な生活を望んでいた。
しかしダニーにある力は、ホテルに取り憑いていたこの世の者でない者たちを見せていた。
更にジャックの悪夢にうなされ、ダニーは子供ながらに、精神的に追い詰められていた。
そこに現れたのは、ホテルの良き理解者であったディックだった。
ディックは頭の中に箱を作り、その中に奴らを閉じ込めろ、とアドバイスをする。
そして姿を消すのだった。
ディックもまた、この世の者ではなかったのだ。
箱を作るようになってから、見えるこの世の者でない者たちを閉じ込めることに成功はしたものの、自分の能力と父へのトラウマは克服できず、そのまま大人になっていた。
酒に溺れ、路上で生活しながら、定住することなく、フラフラと放浪していた。
そんな彼を受け入れてくれる町があり、断酒会にも参加し、彼は更生に向けて歩み始めるのだった。
その頃、各地で超能力を持つ子供を襲い、長寿を謳歌する謎の超能力集団が、旅を続けていた。
その能力はダニーの者と同じようなもので、子供を殺害し、その刹那の恐怖からスチームを吐き出す。
それを吸って彼らは長生きしていた。
そんな集団を超能力で覗き見する少女がいた。
彼女はこれまで集団があったことのない凄まじい力を持ち、集団のリーダーであるローズ・ザ・ハットすらも、怪我させるほどの力をもっていた。
集団は少女を捕まえるため、動き出す。
少女は自分の念力が伝わるダニーと連絡を取り合う中になっていた。
そして集団とダニーたちの戦いが始まる。
・映画おすすめ 感想
名作「シャイニング」の続編とあるが、そこまで気にしなくてもいい作りになっている。
本作はスティーブン・キングが新作として書いた「ドクター・スリープ」を原作とした、正式な続編である。
といっても、主人公がシャイニングに登場するダニーであるだけで、惨劇の舞台となったホテルが最後に登場するくらいで、続編らしさというものは、少しずつは見えるが、そこまで気にして続編だから、と構える必要のない映画になっている。
本作はホラーとなっているが、個人的には超能力バトルといった感じの物語だと解釈している。
流石にキューブリックのように、映像に凄みがある感じではないものの、意外とハリウッド映画で超能力バトルというのがないのを考えると、貴重な一作ではないかと思う。
本作はシャイニングのホテルで起こった出来事ではなく、ダニーの能力にフォーカスした、能力ものなので、ホラーが苦手な人でも、見やすい映画になっているかもしれない。
ただキングがなぜ、続編をこういった超能力ものにしたのか、原作は読んでいないのでなんとも言えないが、映画だけを見るのであれば、超能力ものにする意味があったのか、それともシャイニング、超能力をもっと掘り下げて語りたかったのか、そのへんはわからない。
ただキングの原作で超能力物は結構多いので、珍しいことではない。
「シャイニング」を見てから見るとより面白く感じられるが、単体で見てもなんら問題はない映画である。
監督 マイク・フラナガン脚本 マイク・フラナガン原作 スティーヴン・キング製作 トレヴァー・メイシージョン・バーグ製作総指揮 ロイ・リースコット・ランプキンアキヴァ・ゴールズマンケヴィン・マコーミック出演者ユアン・マクレガーレベッカ・ファーガソンカイリー・カラン(英語版)クリフ・カーティス
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前々回のブログ 映画おすすめ ヴィラで始まる恋
前回のブログ 映画おすすめ 鳥を抱くフレッド・オッドー 1894
続編:映画おすすめ クワイエット・プレイス 破られた沈黙
音を立てたら襲ってくる
「クワイエット・プレイス」
評価:★4,3
・映画おすすめ 物語
アボット家にはまだ幼い次男がいた。
音に敏感な奴らに地球が侵略されてから、アボット家は、長女が耳が聞こえなかったことから、手話ができ、音を立てない工夫をしながら、広い農場で暮らしていた。
ある日、食料を調達に出かけた一家は、帰り道、おもちゃに電池を入れて音を出してしまった次男を失った。
だが日常は待ってはくれなかった。
妻のイヴリンには新しい命が宿り、もうすぐ生まれる日が近づいていた。
一家は家の軋み音がならない場所に印をつけたり、裸足で歩いたり、歩く場所には砂を巻くなどして、音をたてない生活をずっと続け、生きてきた。
もちろん会話もなく、手話で互いに意思疎通をしていた。
夫のリーは長女のリーガンに補聴器を作っていた。
いつも失敗ばかりで、リーガンは父にうんざりしていた。
長男のマーカスは父に狩りや食料調達に連れていかれるのを、うんざりしながら生きたくないと言っても、いずれ年老いていく自分たちの代わりに、食料調達を覚えてもらいたい両親は、マーカスにいろいろと教えていた。
それをリーガンは不満に思い、自分も食料調達に行きたい、とリーに言うが、母親を手伝え、とリーに言われてしまう。
リーガン誰もいない間に荷物をまとめ、次男が最後に連れ去られた場所、質素な墓を建てている場所へ家出するのであった。
リーとマーカスは水辺、滝の近くなら声を出しても奴らにバレない、と知り久しぶりに会話を楽しんでいた。
そのころ、イヴリンが破水してしまい、急ぎ、地下室の音が漏れない場所へ向かおうとするが、階段から出た釘で足を刺してしまい、持っていた写真立てを落としたことで、奴らに気付かれ、急ぎ母屋の浴室へ逃げ込むのであった。
食料調達から変えたリーとマーカスは、あらかじめ決めていた危険信号のライティングを見て、何かあったことに気付き、リーはマーカスに花火で奴らをおびき寄せるように言い、自分はライフルを持ち、母屋へ向かうのであった。
花火が上がったことで一時的に奴らはいなくなったが、その花火で墓にいたリーガンも異変に気付き、急ぎ家に帰るのだった。
・映画おすすめ 感想
ほとんど音がない、映画である。
SF映画の中でも珍しいほど、音がなく、生活音すら立てずに暮らす家族の物語なので、劇中は字幕がほとんどで、会話のシーンも手話である。
後半は奴ら、おそらく宇宙人と思われる連中が着て音が出るのだが、BGMすらもない、本当に静かな映画である。
それでいながら、役者たちは評定で感情を表さなければならず、それがしっかりと伝わってくる、一つのしぐさでいくつもの情報が入ってくる。
こういった映画は今までみたことがなく、評価が高いのもうなずける。
その分、声を出した時の衝撃がより一層増す、不思議な映画である。
人は静寂から声が聞こえると、逆に違和感を抱く。
この映画がそれを証明してくれたような気がする。
正直に言うと、滝のところで父と子が会話をするシーンも、いらなかった気がする。
全てが自然の音しか聞こえない映画であったならば、最後のシーンが際立ち、リーの大声もより一層、感情が爆発したように思えた。
続編も作られているが、この映画、まだまだ続編が作れる要素があるので、子供たちが大人になる過程を見せていくのも、面白いかもしれない。
監督 ジョン・クラシンスキー脚本 ブライアン・ウッズ(英語版)スコット・ベック(英語版)ジョン・クラシンスキー原案 ブライアン・ウッズスコット・ベック製作 マイケル・ベイアンドリュー・フォーム(英語版)ブラッドリー・フラー(英語版)製作総指揮 セリア・コスタスジョン・クラシンスキーアリソン・シーガーアーロン・ジャナス出演者ジョン・クラシンスキーエミリー・ブラントミリセント・シモンズ(英語版)ノア・ジュープ
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前々回のブログ 映画おすすめ プロジェクトV
前回のブログ 映画おすすめ 訓練されたクマ 1894年
前作の事件は始まりに過ぎなかった
「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」
評価:★3,9
・映画おすすめ 物語
巨大企業の会長で大富豪のハモンドが見た夢、ジュラシックパーク計画の破綻から少しして、ハモンドの会社は経営難に陥っていた。
巷では本当に恐竜がいたのか疑問視される声もあるが、実際に死者が出ており、会社はなんとしてでもこの危機をだがいすべく、ある計画を遂行する。
ジュラシックパークには、パークをメインとする島と恐竜をクローニングで誕生させるサイトBという島に分かれていた。
会社側はそのサイトBに調査隊を派遣することを決定していた。
ハモンドはその調査隊にあの事件の関係者でもあるイアンを推薦し、イアンはこれを断ろうとした。
ところが恋人の考古学者サラが先にサイトBに入ったことを知り、急ぎ、救出しなければならない、と調査隊へ参加することになる。
そんな中で、元の妻との間にもうけた娘ケリーを預かる日であり、ケリーは一緒に島に行きたい、と懇願するも恐竜の恐ろしさを知るイアンは断固としてそれを許さなかった。
調査隊が出発し、島に到着すると、イアンはあの事件のトラウマから凄まじい警戒心で周囲を観察しながら、サラを探すのであった。
ようやくサラを見つけると、彼女は飄々と恐竜の調査と一人でこなしており、イアンの心配をよそに、平然として帰ることを拒むのだった。
二人が口論していると、そこにいるはずのないケリーがおり、イアンは頭を抱える。
ケリーは荷物に紛れて、ついてきてしまっていたのだった。
イアンはとにかく二人を連れ帰ろうと必死に説得していると、突然、ヘリの集団が現れ、車に乗った連中が恐竜をかたっぱしから捕獲し始めたのであった。
実は会社側の真の狙いは恐竜の捕獲と展示であり、恐竜の実在を証明して、会社を立て直すつもりであったのだ。
もちろんイアン、サラは反対するも、強行される捕獲が収まるこてはなかった。
・映画おすすめ 感想
前作のできがあまりによすぎて、本作は酷評されることが多い。
だが個人的にはジュラシック・パークよりも本作の方が個人的には好みであり、都会に恐竜が後半上陸するところなど、素晴らしいと言いたい演出である。
本作で監督を務めたスティーブン・スピルバーグは、続編というものを撮影しない監督であるが、本作と「インディ・ジョーンズ」だけは続編を受けたほど、本作に力を入れていた。
また原作と物語がかなり違うらしいのだが、本作はもともと原作者と映画側が同時進行で進めたメディアミックスであり、原作者は、自由に書くから映画も自由にやってくれ、ということで原作と映画は別の作品となった。
これを知らない原作ファンは、この映画をひどく嫌うところがあるのも、酷評されている理由の一つかもしれない。
本作は前作にイアンのキャラクターがだいぶ変更されているため、見ている人には違和感があるかもしれないが、あれだけの事件を経験して、人格が変わっても不思議ではない、と個人的には思う。
残念ながら最低映画を決めるゴールデンラズベリー賞に本作はノミネートされてしまい、VFXが評価される一方で、低評価されるという悲しい結果になっている。
監督 スティーヴン・スピルバーグ脚本 デヴィッド・コープ原作 マイケル・クライトン『ロスト・ワールド -ジュラシック・パーク2-』製作 コリン・ウィルソンジェラルド・R・モーレン製作総指揮 キャスリーン・ケネディ出演者ジェフ・ゴールドブラムジュリアン・ムーアピート・ポスルスウェイトアーリス・ハワード
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人は触れてはいけないものに触れてしまった
「ジュラシック・パーク」
評価:★4,3
・映画おすすめ 物語
化石の発掘調査をするアラン博士とエリー博士は、常に資金難に悩まされていた。
化石発掘の権威である二人でも資金難には勝てず、頭を悩ませていた。
そんな二人の前に資金提供をしてくれるという、大富豪が現れる。
ハモンドと名乗るその大富豪は、二人をある島へ招くのであった。
訳も分からず、とにかく資金提供をしてくれるというそのハモンドに会いに、島へ向かった二人。
そこにはハモンドのほかに、ハモンドの義理の息子で学会でも異端視されているイアン博士の姿もあった。
ハモンドとは仲が悪いイアンもまた、この島になぜ呼ばれたのか若手いなかった。
三人はハモンドが恐竜を現代によみがえらせた、という話を聞き、あきれる様子だった。
しかし島を散策しているうちに、本物の恐竜たちが島を闊歩しているのを見て、興奮するのであった。
ハモンドは、恐竜の血液を吸った蚊が樹液に閉じ込められr、その化石から血液サンプルを取り出し、クローニングすることによって、恐竜を現代によみがえらせたのであった。
感動しっぱなしの三人。
ハモンドはこの島をテーマパークとして近々オープンすることにしており、三人に先に意見を聞きたくて呼び寄せていたのであった。
さらにはハモンドの孫たちも島に招待しており、恐竜に興奮気味だった。
だが子供と機械が苦手なアランは良い顔をしなかった。
興奮する一行だったが、問題もパークは抱えていた、獰猛なラプトルの扱いに困っていたり、システム的にまだ不十分なところがあったり。
さらに嵐が近づいてきており、それに島は備えることにやっきになっていた。
ところがその混乱に乗じて、システムをハッキングし、島中のシステムをダウンさせた男がいた。
デニスと名乗る彼は、実は恐竜の遺伝子を外へ持ち出すために、システムエンジニアとしてパークに潜り込んでいたのだった。
彼がすべてのシステムをダウンさせたことにより、パーク内の恐竜たちは、自由を得たのであった。
・映画おすすめ 感想
2022年現在、シリーズ完結編となる「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」が公開され、一区切りついたこのシリーズの、出発点であり、最高傑作の一つでもある本作。
ジュラシック・パークは元々、小説が原作であり、それをユニバーサルが版権を取得、監督をスティーブン・スピルバーグに決定したことで、世紀の傑作が誕生したのである。
恐竜とどう表現するか、最初、スピルバーグは悩んだという。
パペットを使うのか、それともCGですべてを行うのか。
その答えはすべての最新技術をつぎ込んだ、恐竜の表現であった。
それはこれまでにないリアルな恐竜を観客にみせ、最高のアドベンチャー映画となり、様々なフランチャイズが生まれることとなる。
90年代最高の一作と言っても過言ではない本作。
ちなみに本作を見て、今の映像技術はここまで進化しているのか、と感銘を受けたジョージ・ルーカスは、スターウォーズの新三部作を作ることを決めたという逸話もあるほど、本作の映像は、当時としては、画期的であり、今でも鑑賞に堪えうるクオリティを保ち続けているのである。
監督 スティーヴン・スピルバーグ脚本 マイケル・クライトンデヴィッド・コープ製作 キャスリーン・ケネディジェラルド・R・モーレン出演者サム・ニールローラ・ダーンジェフ・ゴールドブラムリチャード・アッテンボロー
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「ジュラシック・パーク」 やはりスピルバーグという監督は天才である。
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前々回のブログ 映画おすすめ ブラステッド:俺らvsエイリアン
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宇宙で死んだはずの父を探しに彼は飛ぶ
「アド・アストラ」
評価:★3,9
・映画おすすめ 物語
ロイ少佐は宇宙軍の優秀な飛行士で、宇宙での任務をいくつもこなしていた。
彼の父クリフォードは、宇宙人探査計画の実行中に死亡し、今では英雄となり、彼を目指して宇宙飛行士になる人物が何人もいるほどの有名人となっていた。
しかしロイの中では父の死が一つのトラウマとなり、人間関係をうまく構築できない人生を歩み、妻であるイヴとも離婚していた。
そんなロイが衛星軌道施設で作業中、電子はらしきものに襲われ、地球に落下、彼は何とか無事だったが、多くの犠牲者が出た。
原因はサージ電流という電磁機器を破壊する電磁波であった。
元をたどるとその出所は海王星付近らしく、そこはロイの父クリフォードが事故死した場所であった。
極秘裏に宇宙軍に呼び出されたロイは、クロフォードは実は生きていること。
サージ電流はクリフォードの研究施設で使われている反物質装置が原因であること、さらにクリフォードが生きていることを知らされる。
クリフォードに装置停止を呼びかけるため、ロイは火星へと向かうのだった。
火星からクリフォードに呼びかけるために。
・映画おすすめ 感想
感傷的な映画だったというのが第一印象だろうか。
この映画を観る前、情報をなにも入れずに見たので、最初は宇宙飛行士物、ゼロ・グラビティ、あるいは2001年宇宙の旅、的な宇宙物を期待してみたのだが、ふたを開けてみると、まったく異なる映画であった。
第一に、この映画はモノローグがほとんどである。
主人公は人との付き合いが本当はできないが、それを装って生きていることが語られ、次に父が起きておることに動揺し、規範を破り、火星から海王星へ向かうところで父に会いに行くことを迷う。
やがて人間らしさを取り戻していく彼が父に会いに行くのだが、それもほとんどがモノローグである。
宇宙の孤独感を演出で描きたかったのか、それとも一人の男が父に対する想い、息子と父親を描きたかったのか。
個人的にはせっかくの宇宙進出時代を舞台にしているので、もっと月の状況、火星の状況を、風景を見せてほしかった。
月には荒くれどもがおり、それに襲われるシーンもあるが、その荒くれどもの描写ももっと欲しかった気もする。
一人の男の成長を描いた、人として宇宙が人間性を与えてくれた、というところは見られたのだが、そこにとどめてしまった、宇宙に出なくても地球の中でも成立する話をわざわざ宇宙物にする必要性があったのか、疑問が残る映画である。
ちなみに、ディズニーに買収される前の20世紀フォックス名義での最後の配給作品になった映画でもある。
監督 ジェームズ・グレイ脚本ジェームズ・グレイイーサン・グロス(英語版)製作ブラッド・ピットデデ・ガードナージェレミー・クライナージェームズ・グレイロドリゴ・テイシェイラアンソニー・カタガス(英語版)製作総指揮マーク・バタンジェフリー・チャンポール・コンウェイソフィー・マスアンソニー・モサウィロウレンソ・サンターナドン・ユー出演者ブラッド・ピットトミー・リー・ジョーンズルース・ネッガリヴ・タイラードナルド・サザーランド
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前々回のブログ 映画おすすめ インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
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独身最後のパーティーがエイリアンとの戦いに
「ブラステッド:俺らvsエイリアン」
評価:★3,6
・映画おすすめ 物語
ノルウェーの田舎町の上空で謎の光る物体が目撃されるようになり、その町は宇宙人の町として観光に力を入れるようになる。
しかし科学者が調査しても謎の発行物体がなんなのか、解明することはできなかった。
そんなことは関係なく、ノルウェーの中心部で働くセブは、大事なプレゼンを前に緊張していた。
会社の大物顧客へのプレゼンを任せられたのであった。
一方、セブの結婚がまじかに迫っており、独身最後のパーティーをどうするかで、同僚は悩んでいた。
そしてプレゼンの時間となり、セブは予定通りにプレゼンを進めるのだが、顧客のカスペルはそのプレゼンが面白くない、と帰ろうとする。
苦肉の策でセブは自分の独身最後のパーティーにカスペルを招待するのだった。
案外、カスペルは乗り気でその招待を受け、パーティー当日を迎える。
パーティーの主催者である同僚のアウドゥンは、そのパーティーにセブが一番会いたくなかった相手を招待していた。
その昔、レーザータグという光を放つ光線銃を使ったサバイバルゲームで世界優勝した、親友だったが大人になるために、なにも言わずセブが離れた幼馴染のミッケルも参加していたのである。
自分の探られたくない過去を露見してはなるまいと、カスペルの前では自分の黒歴史を語らせないため、必死にミッケルを抑えなければならなかった。
一行はアウドゥンの案内で、あの発行体がよく目撃される町へやってくるのであった。
そこで一行はペイントガンで遊ぶことにするのだったが、ペイントガン会場に到着すると誰もおらず、勝手に遊んでいるとセブは知らない男を撃ってしまうのだった。
慌ててその男の元へ駆け寄ると、気絶していたのだが、いきなり目覚めると、発光した瞳で一行を襲うのであった。
慌てて森に逃げた男たちを、分からない言葉で襲ってくる目を光らせたエイリアンたち。
急ぎ、天文台へ逃げ込むと、そこには大量の遺体が安置されていたのであった。
対抗手段のない中で戸惑っていると、ミッケルが持ってきていた最新型の光線銃の光が苦手らしく、人間に憑りついた発行体は、光を浴びると人間の体から抜け出て、さらに光を浴びせると爆発しスライム上になるのであった。
こうして昔のコンビが復活し、エイリアン退治に向かうのだが、そううまくいくものではなかった。
・映画おすすめ 感想
ネットフリックスオリジナルのSF映画であるが、SFコメディとして作られているので、規模としては小さい映画である。
また海外独特の変人たちが集まる独身最後のパーティーに乗っていけない人は、この映画に乗れないことだろう。
ネットフリックスも以前は大作傾向にあるSF映画を作っていたのだが、近年、SF映画をオリジナルで作ることもほどんどなくなり、作っても小規模で、微妙な作品が多い。
本作ももれなくそれに該当する映画である。
B級映画、と言っても過言ではないが、ノルウェーのSF映画ということで、希少価値を認めて、最後までみた。
地球上でレーザーガンを使い戦う、というアイディアを実現するには、エイリアンが光に弱い、という設定にするしかなかったのだろうが、他の光には免疫があるのは、どうなのか、と突っ込みたくなるところであった。
また続編を作れるラストだったので、もし評判がよかったら、続編をつくるのであろうが、おそらく続編は作られないと思われる。
ネットフリックスには、もっとSF映画に力を入れてほしい。
情報収集で、視聴者が何を好むのかを割り出した結果、SF映画への比率が下がっているのは分かっているのだが、それでももう少し力を入れたSF映画を作ってほしいものである。
監督マーティン・ソフィーデル脚本エマヌエル・ノルドラム出演者アクセル・ベユムフレデリック・スコッスラッドイングリッド・ボルゾ・ベルダルアンドレー・ソーラムマティアス・ルッピチーニアイリク・ハラートエブリン・ラスムッセン・オサズワ
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前々回のブログ 映画おすすめ 海底の怪物
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生き残るのは誰か
「アイ・アム・オメガ」
評価:★3,3
・映画おすすめ 物語
謎のウィルスにより人が知能低下とゾンビ化した世界。
妻と子供をゾンビに殺された男レンチャードは、森の中の家にこもり、バリケードと、警報機を家の周りに巡らせ、銃器とマチェーテで武装しながら、生活していた。
軍事用の食料を食べ、ロサンゼルスの街の要所に爆弾を配置し、街ごとゾンビたちを吹き飛ばす計画を一人で行っていた。
ある日、ウェブカメラに通信が入り、生存者はいないと思っていたレンチャードは、通信に出ると生存していた女性がウェブカメラに現れ、思わず驚き椅子から転げ落ちてしまう。
女性の話も聞かずウェブカメラを切ってしまい、その日は精神安定剤をかじりながら夜を過ごすのだった。
その後、またウェブカメラに通信が入り、今度は冷静に出ることができた彼は、ブリアナと名乗る女性がある生存者コミュニティの一員であり、ロサンゼルスに生存者を探しにやってきたという。
生存者がいるとは思ってもみなかったレンチャード。
ブリアナはロサンゼルスの街で立ち往生してしまい、何とか建物の中で籠城しているという。
助けてほしいと懇願されるが、彼女がいるロサンゼルスには、レンチャードが仕掛けた爆弾がすでに動き出していた。
と、そこへ同じ生存者コミュニティに所属するというヴィンセントとライアンの兄弟がやってくる。
銃を突きつけ追い払おうとするが、ライアンがロケットランチャーでレンチャードの家を吹き飛ばし、レンチャードは仕方なく、ブリアナのところへ案内することになる。
二人はブリアナを探していたのであった。
ブリアナの血液にはウィルスを無効化する効果があり、ヴィンセントたちはそれを狙っていたのであった。
ブリアナが籠城する建物まで案内するレンチャード。
しかし途中でライアンがゾンビに殺され、ヴィンセントはライアンの遺体をもって、どこかへ行ってしまう。
一人、ブリアナのところへやってきたレンチャードだったが、武器の弾が切れ、二人は武器もないままに、ロサンゼルスの街を逃げ出そうとする。
ところが突然現れたヴィンセントがブリアナを誘拐、手足を撃たれたレンチャード、ヴィンセントはこの世界になって、どれだけ自由化を力説して、ヴィンセントはブリアナを連れて逃げるのだった。
満身創痍のレンチャードは、何とか車を動かし、あとを追うのであった。
・映画おすすめ 感想
世の中にはモックバスターと呼ばれる用語がある。
これは大型映画、つまりA級映画に合わせ、そのタイトル、内容に類似した小さい作品を、公開直前か直後に合わせてビデオ販売、あるいは小さい映画館で公開するという手法であり、本作はまぎれもなく、ウィルスミスの「アイ・アム・レジェンド」を意識して制作されている。
タイトルのアイ・アム・オメガもそのまま海外で使われているタイトルであり、日本がつけたわけではない。
本作は急ピッチで制作され、アイ・アム・レジェンドの公開前にビデオ販売された作品である。
日本のVシネマのような位置づけである。
観た人ならばわかるが、B級映画独特の映像質感の本作は、妻子をゾンビに殺された男が、妻子の復讐のために爆弾をロサンゼルス中に仕掛ける、という話の中に、むりやり生存者、しかも抗体を持った女性が登場するという、本家よりも王道の話であり、悪者もいかにも悪、という感じで登場する。
予算がなかったのか、銃器も安物なのが見てすぐにわかる。
ロサンゼルスの街並みもほぼ裏路地で撮影され、車が走るのは、何もない山の中か駐車場である。
案の定、評判は良くなく、海外のレビューもさんざんなものではあるが、こういう映画を作れる土壌があるだけ、ハリウッドの懐は深いということが言えるのではないだろうか。
大物映画に合わせ、こういう映画を作り、マニア向けに発売する。
ある意味ではそういったビジネス形態が出来上がっているのだから、ハリウッドはやはり世界に映画を輩出する、世界一の場所と言えるだろう。
監督 グリフ・ファースト主演マーク・ダカスコスジェフ・ミードジェニファー・リー・ウィギンズライアン・ロイド
今日のランキングは146位でした。
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もしよろしかったら146位
映画レビューズ
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前回のブログ 映画おすすめ バーニング鹿の散歩 1887年
バカンスを楽しんでいたアーティストを襲う怪物
「海底の怪物」
・映画おすすめ 物語
アーティストのジェーンは、バカンスに海辺の静かな村を訪れていた。
そこで子供に絵を描き、海で泳いでいると、一隻の小型潜水艦がジェーンのところにやってくる。
それは海洋研究家のボールドウィンの乗る、一人乗り用の潜水艇だった。
ぶつかったお詫びに船に正体されたジェーンは、そこで仲間たちと合い、シュノーケリングをすることになる。
しかし海の中で巨大な何かを見たジェーンは、慌てて船に上がってしまう。
なにを見たのか聞いても、ジェーンは答えることができなかった。
そんなジェーンの言葉を信じないボールドウィン。
そこで彼女は一人で調査を開始するのであった。
だが、そこには謎をしられてはならない、知られたくない地元の親子の妨害工作があり、ジェーンは海に潜ることができなかった。
そうしているうちに何度か会うジェーンとボールドウィンは、恋に落ちるのであった。
・映画おすすめ 感想
ロジャー・コーマン最初の映画。
B級映画の帝王であるロジャー・コーマンが手掛けた、記念すべき最初の映画である。
無名な映画なので、日本に上陸することも、ソフト化することもなく、AmazonでもVHSしか販売されていない、まさしくB級映画の傑作である。
テレビ用なのか、それともこのサイズで劇場公開したのか、映画は100分程度で完結する映画であり、モンスターも、後半と途中の二回しか登場しない。
しかも最後はあっけない倒され方をするので、迫力にはかける。
だがこれが1950年代の映画だと思えば、それなりに楽しめる映画でる。
監督 ワイオット・オーダンプロデューサー ロジャー・コーマン主演アン・キンベルスチュアート・ウェイドディック・ピナーデビッド・ガルシア
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前々回のブログ 映画おすすめ マリグナント 狂暴の悪夢
前回のブログ 映画おすすめ グアナコの散歩 1887年
それぞれ事情を抱えた男たち
「オフィスインベージョン~侵略を阻止せよ~」
評価:★3,4
・映画おすすめ 物語
それぞれ違う部署で働きながら、悩みを抱える三人。
一人は鉱業会社の社長の息子であり、父の変なアイディアに会社がどんどん赤字を膨らませているのに、手を打たない父に、苛立ちを覚えていた。
さらに家では娘のケガがよくならず、頭を抱えていた。
もう一人は営業マンでありながら、営業成績はあまた芳しくなく、上司ともうまくいかず、トイレの見張りを押し付けられる始末だった。
もう一人は警備員だが、会社の警備としてはホームレスを処理したかったが、会社の意向でホームレスをそのままにしておくしかなく、ホームレスは平然と会社の中を歩き回り、会社の私物化していた。
そんな三人の前に三人の新しい上司が現れる。
社長が三人の経営を任せ引退したことで、その三人が実権を握るのだが、どうにも普通ではい様子。
三人は上司たちの正体を知ってしまうのだった。
彼等は宇宙人であり、会社が宇宙人に乗っ取られようとしていたのである。
・映画おすすめ 感想
タイトルからして最初からSFが始まるのかと思いきや。
登場人物たちのそれぞれの境遇を描くのは、物語として当然ではある。
しかしこの映画はそこを掘り下げすぎというか、映画のほとんどが三人の男たちが様々なめにあるコメディ映画になっている。
SF要素、つまり宇宙人が登場するのは後半も後半、もうすぐ映画が終わろうとしているところである。
しかも宇宙人はすぐにやられてしまう。
この映画はコメディ映画としてSFを描きたかったのか、それとも宇宙人をどうしても出さなければならない理由があったのか、分からない。
宇宙人が出なくても成立する物語ではあるのだ。
そこに宇宙人を入れる必然性はあったのだろうか?
ただSFを世界に広げたい、という個人的な思いからすると、南アフリカで制作されたSFということもあり、応援した気持ちもあるのだが、SFをみなれてしまったせいなのか、受け入れる心の広さがないのかもしれない。
監督ギャレス・クロッカーフレッド・ウォルマランズ脚本ギャレス・クロッカー出演者レア・ランガカキロシャン・ナイドゥーセチャバ・ランフェレグレッグ・フィリューンスティーヴェル・マークエイミー・ントゥリデズモンド・デュベ
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前々回のブログ 映画おすすめ 天国は、ほんとうにある
前回のブログ 映画おすすめ キューピッドとプシュケ 1897年
砂の惑星に青年は運命を見る
「DUNE/デューン砂の惑星」
評価:★4,3
・映画おすすめ 物語
機械文明が滅び、西暦一万年を過ぎた人類は、西洋文化を発展させた生活様式を用いり、宇宙に帝国を築き、生活していた。
皇帝は宇宙を支配しながらも、その権威は必ずしも絶対的ではなかった。
各惑星を領地とする三つの公家、アトレイデス家、ハルコンネン家、コリノ家は権力を持ち、さらに修道院、恒星間航行を行うスペースギルドが力をつけ、帝国は一枚岩ではなかった。
さらにメランジと呼ばれる精神と肉体に絶大なる作用を施すスパイスが貴重とされ、それが取れる惑星アラキスを征服するものは、権力をさらにましていた。
ハルコンネン家がアラキスを長らく統治していたが、公邸の命令によって、アラキスはアトレイデス家の領地とすることとなった。
アトレイデス家の当主レトは、愛妾ジェシカとの間にポールという息子を授かっており、ポールは修道院出身の母から、声で人を操る方法を、側近たちからは護身術を教えられ、育てられていた。
ポールは皇帝の命令が下る直前から不思議な夢を見ていた、砂と岩だらけの世界で女性と一緒にいる夢であった。
そのことを話せるのは、信頼を置ける兵士ダンカンだけであり、両親には話せずにいた。
そんなポールの悩みをよそに、皇帝の命令で、領地替えを行う準備は順調に進み、ついに砂漠の惑星アラキスへとアトレイデス家は到着するのであった。
当主レトは、アラキスの原住民であるフレーメンとの講和を望んでいた。
ハルコンネン家が統治していた頃は、スパイスを採取するだけで、フレーメンに反感をかい、争いが起こっていた。
ポールも父に従い、アラキスの未来と自分の夢を重ねるのであった。
そんな時、ハルコンネン家の軍勢と皇帝の軍勢が夜襲をかけて来た。
アラキスにアトレイデス家を移住させたのも、全ては謀略だったのである。
レトは捕まり、口に仕込んだ毒歯をかみ砕き、毒を周囲にまき散らしながら死に、ポールとジェシカはダンカンたちの護衛を受け、砂漠に逃げることに成功するのであった。
砂漠の民たちが信じる救世主がポールであるのか、宇宙の命運は砂の惑星とポールの運命に託されたのだった。
・映画おすすめ 感想
本作の紆余曲折の物語を映画好きなら知っていることだろう。
本作はSF小説の名作であり、発売当時にベストセラーとなった作品である。
それをフランスに移住したばかりのカルト映画の帝王アレハンドロ・ホドロフスキーが映画化に乗り出し、各界のクリエイターを集め、撮影にあと一歩いというところで潰れてしまい、その後、版権を手にした別のプロデューサーが当時、若手だったデヴィット・リンチ監督に作らせたのが、最初の映像化であった。
だが原作のあらすじをなぞるような総集編的な映画に、不評となり、それからしばらくは映像化されなかったが、90年代から2000年代にかけてドラマ化され、それは原作に忠実であり、好評を受け、映画では語られなかった、ポールの子供たちの物語まで映像化されてた。
そして本作である。
今回で五回目となる映像化である本作は、監督に「ブレードランナー2049」のドゥニ・ヴェルヌーヴを迎え、リンチ監督の映画の失敗を教訓に、二部構成の第一部を制作したものである。
これだけ紆余曲折あり、しかも原作が名作中の名作であることからも、プレッシャーは相当だったと推測される。
本作はいわゆるポール編の前半部をほぼ網羅した形で映画化しており、物語はポールとジェシカが砂漠の民たちと砦へ向かうところで終わっている。
計画としてどこまで進んでいるのか、後編は本当に作られるのか、キャストは戻ってくるのかなど、不安材料がありながらも、一応、前編としては成功したのではないだろうか。
演出面でも砂漠の惑星の神秘さ、宗教的な部分、それぞれの思惑が絡み合った、複雑なプロットを見事に映画化している。
ただ個人的にはアレハンドロ・ホドロフスキー監督がいかに壮大なビジョンを持っていたのかを、「ホドロフスキーのDUNE」を見て知っているので、よくできたSF映画だとは思いながらも、あの鮮烈なビジョンをやはり超えることはできなかった。
面白い。
この映画はSF史に残る面白い映画になっているのは確かなのだが、爆発的な鮮烈さはないような気がする。
それも物語の完結を見てから決めることであるから、後編を期待してまっていようと思う。
監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ脚本 エリック・ロスジョン・スペイツドゥニ・ヴィルヌーヴ原作 フランク・ハーバート『デューン砂の惑星』製作 メアリー・ペアレントドゥニ・ヴィルヌーヴケイル・ボイタージョー・カラッチョロ・ジュニア製作総指揮 トーマス・タル(英語版)リチャード・P・ルビンスタイン(英語版)出演者ティモシー・シャラメレベッカ・ファーガソンオスカー・アイザックジョシュ・ブローリンステラン・スカルスガルドデイヴ・バウティスタスティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソンゼンデイヤチャン・チェンシャロン・ダンカン=ブルースター(英語版)シャーロット・ランプリングジェイソン・モモアハビエル・バルデム
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前々回のブログ 映画おすすめ ダブル・ジョパディー
前回のブログ 映画おすすめ ヴィクトリア朝の女性の私室 1896年
すべてを奪われた男
「夏への扉‐キミのいる未来へ‐」
評価:★3,7
・映画おすすめ 物語
父親と暮らしていた高倉宗一郎は、ロボット工学の博士だった父の影響で、子供の頃からロボット開発を遊びに育っていた。
しかし父が亡くなり知り合いの松下家に引き取られた宗一郎は、そこで松下家の娘、璃子と出会う。
二人は仲良く育っていたが、松下家の両親が事故で亡くなり、璃子は松下家の叔父に引き取られ、宗一郎は松下家が経営する会社でロボットの研究を続けていた。
そして株式を保有する共同経営者となり、テレビにまで紹介されるようになっていた。
ロボットの研究をしながら、愛猫のピートと時々、家を訪れる高校生の璃子と、平穏な日々を送り、ロボットが半永久的に動くプラズマ蓄電池の開発にもう少しで成功するところまで来ていた。
だが宗一郎の彼女であり会社の株主でもある白石鈴と実質的に会社の経営者である松下和人に研究のすべてを奪われ、宗一郎の家にあったロボットの試作機も蓄電池の設計図もすべてを奪われていた。
何もかも失った宗一郎は、コールドスリープによる現実逃避を考えたが、それを医師に見透かされ、飲酒していたことからも、コールドスリープができずにいた。
現実逃避してはいけない、と松下家に乗り込んだ宗一郎は、自分がはめられたことを聞きつけた璃子が自分の家へ向かったのと入れ違いに、松下家へ来る。
そこで白石に睡眠薬で眠らされ、愛猫のピートもどこかへ行ってしまう。
次に目が覚めた時、意図しない形で宗一郎はコールドスリープを白石にさせられる寸前だった。
2025年、目覚めた宗一郎は自分の開発するはずだった蓄電池が開発されていたことに驚き、さらに松下和人と白石鈴の会社は買収されていたことに驚く。
そして璃子がすでに他界していることに絶望するのであった。
ところが未来はすでに動いていたのであった。
・映画おすすめ 感想
だいぶ駆け足の映画だったな、というのが正直な感想である。
SF界の巨人であるロバート・A・ハインラインの原作を現代の日本に置き換え、制作された本作は、原作を読んでからずっと映画化したいと切望していたプロデューサーが、念願の映画化した作品である。
原作はもちろんアメリカ人の設定であり、ところどころ改変されているところも多い。
本作は「バックトゥザフューチャー」のように、未来を変えるために過去で頑張る映画であるのだが、映画の前半で伏線を張り、後半で答え合わせをするのが一般的であるのだが、前半の伏線が甘く、後半の答え合わせがいまいちピンとこなかった。
また宗一郎を助ける夫婦がいるのだが、原作ではヌーディストであり、最初は裸で登場するのだが、さすがにそこまではできなかったと見える。
それなりに楽しめた作品ではあったものの、さすがに「バックトゥザフューチャー」という巨大なタイムトラベル物が映画界にあり、テーマも同じであるから、どうしても比べてしまうところがある。
さらに原作はSFの名作中の名作であることからも、やはりSFファンとしては、少し厳しく見てしまうところがある。
こればかりは日本映画の限界というしかないのかもしれない。
監督 三木孝浩脚本 菅野友恵原作 ロバート・A・ハインライン『夏への扉』製作 小川真司(企画・プロデュース)村田千恵子(企画・プロデュース)松橋真三里吉優也製作総指揮 Vince GerardisTakenari Maeda出演者山﨑賢人清原果耶夏菜眞島秀和浜野謙太田口トモロヲ高梨臨原田泰造藤木直人
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前回のブログ 映画おすすめ 急流遊び 1897年
感情をコントロールする実験
「スパイダーヘッド」
評価:★4,3
・映画おすすめ 物語
近未来、海の上に作られた刑務所の中では、ある実験が行われていた。
腰に付けた機械に入った薬を投与することで、人の感情をコントロールする実験である。
被験者はみな囚人であり、被験者となることで、他の刑務所よりも自由を許されていた。
被験者の一人ジェフは、車をアルコールが入った状態で運転し、犠牲者を出して、被験者となった囚人である。
彼はある日、実験を取り仕切るスティーブによって外に連れ出され、何もかもが美しく見える薬を投与された。
しかし彼の目の前にあるのは、二酸化炭素を排出する汚い工場だった。
スティーブは実験が次々と成功していくことに、喜びを覚えていた。
しかしジェフは、次第にこの実験に疑問を抱き、給仕係をする囚人の女性レイチェルと親しくなればなるほど、次第に感情をコントロールされることに違和感を感じていた。
ある日、ガラの悪いヘザーという女性と一緒の実験室に入れられたジェフは、ある薬の投与を承認すると、目の前の彼女が美しく見え始め、二人はその場でセックスを始めてしまうのだった。
薬が切れた後、二人は気まずくなる。
そのあとも年齢がいった女性と薬の投与でセックスをするなど、感情を無視した実験が続く。
やがてスティーブは囚人を制御室に招き入れ、囚人に薬を投与することを、別の囚人に選ばせることをし始める。
ジェフは恐怖を感じる薬をヘザーに投与することを許可すると、ヘザーは予想以上の反応を見せ、暴れたために機械が壊れ、薬の投与をやめられなくなり、ヘザーは暴れた末、壊した机の破片で自ら首を切って自殺するのだった。
・映画おすすめ 感想
クリス・ヘムズワースが制作、出演、監督は「トップガン マーヴェリック」を制作したジョセフ・シコンスキーである。
世間からの期待値は否応なしに上がったのだろう。
しかしネットフリックスの映画で閉鎖空間でのサスペンスというのは、定番でありこれを面白くないと思う人もいたようで、レビューはあまりよくない。
個人的には面白い作品だと思えた。
特に、薬を投与されて、平常時からいきなり感情を変化させる俳優陣の演技力はすごいと感じた。
そこはやはり監督の演出がよかったのではないだろうか。
またクリス・ヘムズワースの喜怒哀楽が次々と変わるシーンがあるのだが、あれはすごいと感じてしまった。
俳優が瞬間的にあそこまで感情を変化させられるのは、圧倒的な演技力だろう。
監督 ジョセフ・コシンスキー原作 ジョージ・ソーンダーズEscape from Spiderhead製作Tommy Harperクリス・ヘムズワースOren KatzeffEric NewmanRhett ReeseJeremy StecklerGeneva WassermanPaul Wernick出演者クリス・ヘムズワースマイルズ・テラージャーニー・スモレット
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前々回のブログ 映画おすすめ パーフェクション
前回のブログ 映画おすすめ リスボン近くの海食洞 1896年
同じ人間なのに
「隔たる世界の2人」
評価:★4,5
・映画おすすめ 物語
グラフィックデザイナーのカーターは、ペリーという女性と一晩を過ごした。
二人は互いに惹かれ合い、他愛もない会話をしてから、カーターは愛犬が待つ家へ帰らなければならない、と愛犬ジーターの待つ家へと帰ろうとする。
アパートを出たカーターはタバコに火をつけ、帰ろうとすると、通行人にぶつかり、コーヒーが通行人の服にかかってしまう。
そこへ警察官のメルクが現れ、なんの騒ぎだ、とカーターに高圧的な態度をとるのだった。
所持品をチェックする、と言い出すメルクに対し、カーターは拒否するのであった。
するといきなり逮捕する、と言い出し警察官が複数人やってきて、カーターの上にのしかかるのだった。
カーターは息ができない、と言い続けるも、メルクの腕はカーターの首を絞め続け、ついにはカーターは息絶えてしまった。
次の瞬間、カーターはペリーの横でベッドにいる状態で目覚める。
嫌な夢を見た、とカーターは愛犬の待つ家へ帰ろうとアパートを出ると、今度はメルクと問答の末、射殺されてしまうのだった。
そしてまたペリーの横で目を覚ます。
彼は死のループ世界に入ってしまうのだった。
・映画おすすめ 感想
本作は短編の映画ながら、人種差別に切り込んだ映画として、アカデミー短編映画賞を受賞するほどの、秀作である。
実際に起こった黒人窒息事件を題材にしているところもあり、2014年の窒息死事件の際、警察官に首を抑えられ、「息ができない」と言いながら亡くなっていった事件をそのまま再現している。
この映画が終わった後、エンドロールに数多くの名前が流れていく。
それは警察官に殺害された黒人の名前であり、亡くなった時の状況も記載されている。
本当に何もしていないのに、理不尽に殺害される。
そこには明らかに人種差別の根深さがあり、日本人には分からない、しかし理解しなければならない物がアメリカにはあるのだ。
監督トレイヴォン・フリー(英語版)マーティン・デズモンド・ロー(英語版)脚本 トレイヴォン・フリー製作ローレンス・ベンダージェシー・ウィリアムズクリス・エットウィラー製作総指揮マイク・コンリーケビン・デュラントティナ・エグザロスサミール・ヘルナンデスリッチ・クレイマンヴァン・レイサンニコラス・メイミッキー・メイヤーマイケル・ノヴォグラッツアサン・ステファノプロス出演者ジョーイ・バッドアスアンドリュー・ハワード(英語版)
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前々回のブログ 映画おすすめ キュアード
前回のブログ 映画おすすめ マッキンリーアットホーム、カントン、オハイオ州 1896年
ロボットに心が宿る
「チャッピー」
評価:★4,3
・映画おすすめ 物語
犯罪率が上昇した未来、ある企業が開発した人型ロボットが警察に配備され、犯罪率が急激に低下したことにより、企業が権力を持っていた。
その人型ロボットを開発したディオンの夢はAIをロボットに搭載することだった。
家に帰ってはAIを開発する日々が続いていたある日、ついにAIの開発に成功するのだった。
一方、ギャングの一団、ニンジャ率いる三人は、依頼された仕事に失敗し、多額の賠償を迫られ困ったあげく、邪魔するロボットを排除できないか、と開発者の誘拐を計画し、ディオンを誘拐するのだった。
ディオンはCEOにAI搭載実験を却下され、勝手に廃棄されるはずのロボット、型番22を持ち出し、実験をしようとしていた矢先、誘拐されたのであった。
ロボットを止めろとギャングに言われるも、ロボットを止める手段というものはなく、銃で脅されてもどうすることもできなかった。
するとギャングたちはディオンの車にロボットの部品が積んであることを発見、なにをするつもりなのか強引にギャングたちに聞かれ、ディオンは実験するつもりだと答えると、今すぐここでやれと言われるのだった。
しかたなく実験を開始すると、ロボットはAI搭載の自立型ロボットとして動き出し、人を怖がるのであった。
ギャングの一人ヨーランディはママだよ、とチャッピーと名付けたそのロボットに話かけ、ギャングとロボットの不思議な生活が始まるのであった。
しかしディオンのライバルで、自分のロボットを試したいヴィンセントは、ディオンの怪しい行動に気付いていたのだった。
・映画おすすめ 感想
「第9地区」「エリジウム」の監督が送る、荒廃した世界でSFの世界が展開される、ディストピア映画である。
今回はロボットが主題となっており、現代から最も近い未来かもしれない設定になっている。
ロボット技術が発展し、人々はロボットの警察に守られる時代。
AI開発という現実を反映した物語である。
ただ今の技術でAIをロボットに搭載した場合、本当にあそこまで人間味のある行動をとるのかは疑問である。
確かに現実世界で各企業がAIを開発し、TwitterなどでAI人格がリアルな人間にコメントを返すなどして、開発者の意図しない発言をしているので、人格が芽生えるのはたしかなのかもしれない。
もし、ロボットに人格が芽生えた時、人の導きによって人格が形成される。
まさしくこの映画はそれを描いている映画である。
監督 ニール・ブロムカンプ脚本 ニール・ブロムカンプテリー・タッチェル原作 ニール・ブロムカンプ『Tetra Vaal』製作 サイモン・キンバーグ製作総指揮 ベン・ウェイスブレン出演者シャールト・コプリーデーヴ・パテールワトキン・チューダー・ジョーンズヨ=ランディ・ヴィッサーホセ・パブロ・カンティージョシガニー・ウィーバーヒュー・ジャックマン
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前々回のブログ 映画おすすめ オーディナリー・ラブ ありふれた愛の物語
前回のブログ 映画おすすめ ツインズティーパーティー 1896年
貧富の差がさらに広がった未来
「エリジウム」
評価:★4,5
・映画おすすめ 物語
孤児のマックスは、孤児院で育つ。
そこで知り合ったフレイという女の子と仲良くなり、いつか衛星軌道上に浮かぶ富裕層した住めないスペースコロニー、エリジウムに連れていくと約束する。
それから大人になったマックスは、犯罪を繰り返していたが、真面目にロボットを作る工場に勤務するようになった。
だが、警備ロボットとのいざこざで腕を怪我し、病院へ行くとそこにはフレイがいた。
街を離れ、看護師となって戻ってきたのだった。
昔から好きだったマックスは、フレイをお茶に誘うのだった。
しかし仕事中、機械の故障で放射線室の扉が閉まらなくなり、中に入って直したマックスはそのまま中に閉じ込められてしまい、大量の放射線を浴びてしまうのだった。
被爆したマックスは解雇され、家に帰ると親友のフリオがもうエリジウムに行くしかない、と言い出しエリジウムに違法で向かう船の斡旋をするスパイダーのところへ連れていく。
最初はスパイダーも帰れと言っていたのだが、ある仕事を条件にマックスをエリジウムに連れていくことを約束する。
地球に来ているエリジウムの誰かの脳情報を丸ごと盗み、それを基にエリジウムに向かうという作戦であり、マックスの体には機械のパワードアーマーが外科手術で取り付けられ、自分を解雇した工場のCEOを狙うのであった。
作戦を実行し見事、マックスはデータを脳に取り込んだはいい物の、それは今の社会構造を変えるとんでもないデータであり、エリジウムの防衛庁長官が雇った、傭兵に命を狙われることとなるのだった。
・映画おすすめ 感想
「第9地区」の制作スタッフが制作した映画であり、人口爆発した地球と、どんな病気でも直せる設備を有したスペースコロニーの両極端な世界の未来を描いている。
だがこれは今の地球そのものである。
コロニーと地球という極端な構図で分かりやすく作られてはいる。
だが今の地球では、同じように数パーセントの人々が地球上の資産のほとんどを所有しており、残りのわずかな資産が流通している世界になっている。
現実でも這い上がるのは至難の業で、大体の人々が平凡かそれ以下の生活のまま、死んでいく時代。
それをまさしく描いた映画であり、現実を投影した映画だと個人的にはとらえた。
時代が進んでもこの問題は深刻になるばかりで、解決のめどはたっていない。
世界は未だ、貧富の差が広がるばかりである。
監督 ニール・ブロムカンプ脚本 ニール・ブロムカンプ製作 サイモン・キンバーグビル・ブロックニール・ブロムカンプ製作総指揮スー・ベイドン=パウエルビル・ブロック出演者マット・デイモンジョディ・フォスターシャールト・コプリーヴァグネル・モーラアリシー・ブラガカーリー・ポープ(英語版)
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前々回のブログ 映画おすすめ インターセプター 2022年
前回のブログ 映画おすすめ ニューヨーク:ブルックリン橋 2022年 1896年
ついに対決
「ゴジラvsコング」
評価:★4,1
・映画おすすめ 物語
髑髏島で生活していたコングは、人類言語学者のアイリーンが指揮する組織が設計設置した、自然環境を再現するドームの中で生活していた。
それはゴジラとの対決を避けるためであった。
ゴジラとコングは巨大生物の頂点に君臨する種族であり、お互いに居場所がわかってしまい、万が一、ドームの外へ出れば、ゴジラが察知してしまうとアイリーンは考えていた。
そのころ、ゴジラは一時は人の救世主ともてはやされたが、今では人類の文明を破壊する破壊王の名にふさわしく、地球のあらゆるところに現れては、破壊活動を続けていた。
五年前、キングギドラとゴジラの戦いを目の当たりにしたマディソンは、ゴジラに何があったのかを独自に調べていた。
その彼女が聞いていたのが、エーペックス・サイバネティック社という巨大企業に五年間潜入している陰謀論者バーニーのラジオだった。
バーニーは会社が何か秘密を隠しているとみて、秘密に近づこうとしていた。
同じころ、エーペックス・サイバネティック社の創設者ウォルターと、五年前に亡くなったモナークの責任者だった芹沢博士の息子、芹沢蓮は地球空洞説を提唱するネイサンと会っていた。
ネイサンは、地球空洞説を提唱し、共同研究者の兄が実際に地下に調査に行ったきり帰ってこないことにより、研究が止まっていた。
兄は地下で起こる重力反転現象で事故死したと考えられており、ネイサンは手詰まりの状態にあった。
ウォルターと芹沢は、技術提供して地下空洞説を証明する機会をネイサンに与えるのだった。
その案内役として、コングが選ばれた。
帰巣本能から地下へ帰ろうとするのではないかと、ネイサンは考えたのである。
さっそく髑髏島へ赴き、アイリーンを説得し、アイリーンの義理の娘、耳が聞こえないが、コングと意思疎通のできる少女ジアと共に、コングを巨大タンカーに乗せ、海を渡るのだった。
エーペックス・サイバネティック社では、バーニーが調査していたところにゴジラが現れ、施設を破壊、バーニーは逃げる際に機械の巨大な目玉を発見するのであった。
ゴジラはその足で海を渡り、コング襲うのだった。
こうして地球最強の生物同士が最初の接触をはたすのであった。
・映画おすすめ 感想
疑問は残るが待っていた対決が実現した。
前作のキングオブモンスターズで、タイタン族というゴジラが支配していた巨大生物たちが地上に現れ、ゴジラがその頂点に君臨するとなっていたが、本作ではその設定は消え、髑髏島の設定が生かされている。
地球は空洞でつながっており、地下には巨大生物の棲む巨大空間が広がっている。
コングもゴジラもそこに住んでいるというものである。
演出としてコング側とゴジラ側を交互に見せるのは面白いのだが、両方に花を持たせる、という感じの映画はさすがに大変だったように思える。
ゴジラがどちらかというと、最後に出てきて、いいところを持って行った感じがあり、前半から中盤にかけては、コングがメインだったように思える。
世紀の対決ということもあり、しっかりと対決は行われているものの、という感じだろうか。
それにしても映像がすごい。
日本では絶対に作れない重量感のあるド迫力の映像。
特にゴジラとコングのぶつかり合いは、凄まじいものがある。
ユニバース化している本作。
ここで打ち止めでも文句はないようにも思えるのだが、この続きをどうやって作るのか、興味もあるところではある。
『キングコング』製作 トーマス・タル(英語版)ジョン・ジャシュニ(英語版)ブライアン・ロジャーズメアリー・ペアレントアレックス・ガルシアエリック・マクレオド製作総指揮 ジェイ・アッシェンフルターハーバート・W・ゲインズダン・リン(英語版)ロイ・リー坂野義光奥平謙二出演者アレクサンダー・スカルスガルドミリー・ボビー・ブラウンレベッカ・ホールブライアン・タイリー・ヘンリー小栗旬エイザ・ゴンザレスジュリアン・デニソン(英語版)カイル・チャンドラーデミアン・ビチル
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前々回のブログ 映画おすすめ 私を信じてーリサ・マクヴェイの誘拐ー
前回のブログ 川を渡るドラグーン 1895
人は最後を突き付けれた時、どうするのか
「グリーンランドー地球最後の2日間ー」
評価:★4,5
・映画おすすめ 物語
建築家のジョンは浮気をして家族と離れて暮らしていたが、また妻のアリソンと糖尿病の持病を持つ息子のネイサンとまた一緒に暮らすことになる。
久しぶりに家に帰ると、妻が迎えてくれるも、どこかぎこちない二人。
それでも息子のネイサンは父親との再会を喜び、ネイサンの誕生会を控え、ワクワクしていた。
誕生会当日、ジョンはアリソンに買い出しを頼まれ、ネイサンと一緒にスーパーへ行く。
世間では地球に急接近する彗星の話題でもちきりで、ネイサンも彗星をみようと興奮していた。
しかしスーパーで政府に選ばれた人にだけ届くメッセージがジョンのスマホに届き、急ぎ家に帰るとご近所さんたちが集まり、彗星の落下の生中継を見ていた。
しかし中継先には落下せず、アメリカ大陸の端に観測できないほどの小さい彗星のかけらが落下した。
それだけで凄まじい衝撃波がジョンたちの家を襲うのだった。
そこにまた政府からのメッセージが届き、ご近所さんたちは、なぜ自分たちには届かないのかと、恐怖と不満でとりあえず帰宅するのだった。
ジョンたち一家はとりあえず、最小限の荷物を持ち、近所の人々の静止を振り切り、指定された軍の空港へ向かうのだった。
しかし空港は避難したい人々が押し寄せており、なんとか基地内部に入ることができたが、ネイサンのインスリンを車の中に置いてきてしまい、ジョンが取りに向かう。
その間に疾患を持った人は選別されることを知ったアリソンはネイサンと共に、飛行機には乗れないと宣告されるのだった。
とりあえずジョンと合流しようとするも、すれ違ってしまい、乗り捨てた車にアリソンの実家に向かうという書置きを残し、アリソンとネイサンは実家に向かう。
ジョンも遅れてそれを見るなり、二人の後を追うのだった。
・映画おすすめ 感想
ディザスタームービーの王道中の王道である本作。
題名のグリーンランドは、シェルターがある場所を意味しており、そこへ行くまでの苦労を描くヒューマンドラマである。
これまで隕石物の映画はいくつもあったが、もはや鉄板である。
アメリカのこの手の映画は、感動に持っていくのがうまく、人が絶滅に瀕した時、大切な人を必死に守ろうとしたとき、誰かに何かを託そうとしたとき。
様々なその時が描かれ、演出がうまいとしか言いようがない。
主人公たちに感情移入してみてしまい、感動してしまう自分がいた。
家族を守ろうとする父の姿は、やはりかっこいいものであり、家族を義理の息子に託す祖父の姿もまた、未来が見えるものであった。
監督 リック・ローマン・ウォー脚本 クリス・スパーリング(英語版)製作 ジェラルド・バトラーベイジル・イヴァニク(英語版)セバスティアン・レイボーアラン・シーゲル製作総指揮 ニック・バウアーアラステア・バーリンガムジョナサン・ファーマンカーステン・H・W・ロレンツディーパック・ナヤールダニエル・ロビンソンハロルド・ヴァン・ライアージョン・ゾイス出演者ジェラルド・バトラーモリーナ・バッカリンスコット・グレンアンドリュー・バチェラー
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前々回のブログ 映画おすすめ ハート・ショット
前回のブログ 映画おすすめ カルモー、コークスを引き出す 1896年
記憶の中でなけは幸せを
「レミニセンス」
評価:★3,8
・映画おすすめ 物語
都市が水没し、戦争が起こった後の未来。
退役軍人のニックは同じく退役軍人のエミリーと二人で、記憶を除く装置を使い、過去の記憶に幸せを求める人たちの依頼を受け、過去へと記憶をさかのぼらせていた。
時には検察から依頼を受け、記憶をさかのぼり、犯罪捜査の手助けなどもしていた。
ある日、閉店した店に一人の女性がやってくる。
メイと名乗る彼女は、鍵をなくし、どこにやったのか記憶から見つけてほしいと言い出す。
メイの記憶をさかのぼって、鍵を見つけたニック。
すると帰った後のオフィスにメイのイヤリングが忘れられていた。
メイが働くバーへ行き、メイの歌声を聞くニックは、自分が好きな歌を歌っていることに気付く。
イヤリングを返したニックはすでにメイに心を奪われ、メイもニックに恋をしていた。
二人は幸せな時間を過ごしていたのだが、ある日、忽然と彼女は姿を消してしまう。
自分の記憶をのぞいては幸せな時間を思い出すニックに、エミリーは忘れろ、と促すもニックは水没した町中を探し回り、メイがどこにいるのか、何者なのかを探っていく。
そして彼女の過去が次第に明らかになっていくのだった。
・映画おすすめ 感想
題材としては人の記憶、過去を覗き見るという点で、同じようなテーマを持っているSF映画はいくつかある。
この映画は過去の記憶の中から手がかりを探しながら、恋した女を探す物語。
しかしその奥にはある事件につながる手がかりがあるのだった。
期待された超大作映画として宣伝もされていたのだが、目新しいものは特になく、女を忘れられない男が未練で女の過去を探る物語。
そこへ事件を絡めるやり方は、複雑になるだけで、どちらかを選べばよかったようにも思える。
事件を追いかけるか、女の追いかけるか。
あえて観客を惑わす仕掛けとして、そういう設定にしているのかもしれないが、いまいちその仕掛けが発揮されていない気がした。
ラストは劇中のセリフ通りなのは、少し悲しく感じてしまった。
人は記憶に頼って生きるべきなのか否か。
監督 リサ・ジョイ(英語版)脚本 リサ・ジョイ製作 ジョナサン・ノーランリサ・ジョイマイケル・デ・ルカアーロン・ライダー出演者ヒュー・ジャックマンレベッカ・ファーガソンタンディ・ニュートンダニエル・ウークリフ・カーティスブレット・カレン
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