"ドラマ映画"カテゴリーの記事一覧
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第61号「人間の條件 第三部」
赤紙免除を理由に耐えてきた梶だったが、兵役を命じられ、新兵として訓練所へ向かう。
妻・美千子と別れて兵役に入った。しかしそこで待っていたのは、先輩兵士たちからの暴力と理不尽な扱いであった。
梶はその正確から仲間をかばい、正しい行いをしようとするも、それがかえって彼を窮地へと追い込む。
小原二等兵(田中邦衛氏)は命令をこなせない兵士であった。どこの世界にもテンポが1つ遅れるものはいるもので、梶は小原への先輩兵士たちの仕打ちに耐えかね、ついつい口を出したり、かばってしまう。それがまた先輩兵士たちを怒らせる。
そんな中、訓練所に妻・美千子が会いに来て、2人は一夜を過ごす。
倉庫での一夜。妻を裸にして自らの目に妻の姿を焼き付ける梶。
翌朝、2人は別れるのだったが、これが先輩たちの暴力に拍車をかけた。
そんな中、暴力と訓練に耐えられなくなった小原はある晩、兵舎のライフルを持ち出し、隠していた実弾を手にトイレへと駆け込むのだった。
一発の銃声が轟き、次の瞬間、梶たちは小原の遺体が安置されたグランドで、腕立ての体勢のまま、教官の罵声を浴びるのであった。
人間の条件。題名通り、主人公は追い詰められていく・・・・・・。
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Wikipedia
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第60号人間の條件 第2部 激怒篇
大長編映画、第二部である。
梶の苦悩は始まったばかりだから。
第一部で始まった労働者中国人と日本人たちの溝は大きくなるばかり。
中国側の人々のために必死になればなるほど、日本人同僚たちは彼を煙たがる。
一方で中国人たちは良いことばかり言いながら改善されない状況を、梶のせいにして彼を責める。
板挟みの中、中国人たちの集団脱走が起こり、中国人たちは処刑される。
それを前に、無力な自分を嘆き、懊悩する。
中国人たちの暴動寸前の行為に、軍は処刑を中止するが、梶は逃亡を助けたとして、軍に拷問を受ける。
釈放された梶だったが、兵役免除のはずが軍への入隊を言い渡され、妻との別れを惜しむのだった。
監督は、まだ無名だった仲代達矢氏の演技力がこの「人間の条件」に真実味を与えたと言っている。
確かに仲代達矢氏の演技は凄まじいものがある。
後に黒澤明監督が仲代達矢氏を多用するきっかけとなった映画とも言われている。
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第59号「人間の條件 第一部」
今日から日本映画が誇る、商業映画最長記録をギネスに記録していたこの人間の条件について、書いていきたい。
製作・松竹、監督・小林正樹氏、主演・仲代達矢氏でお送りする、原作・五味川純平氏の大長編映画である。
第一部のあらすじ。
梶は会社の従業員である美千子と恋に落ちる。
日本は日に日に戦争の機運が高まっていく中、招集を免除するために、中国人が奴隷のように働かされている炭鉱へと結婚した美千子と共に赴任する。
人間らしく従業員を扱う。企画書を提案した彼は、それを現場で実践することを求められたのだ。
しかし現場では中国人に鞭を打って奴隷として使う従業員。それを止めようとする梶を煙たがっていた。
中国人側も日本人への嫌悪感が激しく、その矛先は彼らと分かり合いたいと思う梶へと向けられる。
やがて仲良くなった中国人青年が脱走をはかり、梶は日本人、中国人の間に挟まれて苦悩していく。
主人公・梶はあまりにも純朴で、正しいことをしようとする。しかし戦時下の日本人にそれは許されない。
これは現実社会にも反映されるテーマでもある。純朴すぎる人間には、世間はあまりに生活しずらいだろう。
当時の映画界のオールスターが出演する、壮大な人間大河。
始まったばかりである。
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第58号「ウォール・ストリート」
オリバー・ストーン監督、マイケル・ダグラス、チャーリー・シーン、マーティン・シーンが出演して1987年に公開された、アメリカウォール街を舞台に、騙し合いとお金に翻弄される青年証券マンを描いた映画、「ウォール街」の続編的作品である。
前作は航空会社の株を舞台に、マイケル・ダグラス演じる、金の権化ともいえるゲッコーが、市場を手玉に取る。
今回の映画は、証券取引の違法によって逮捕されたゲッコーが刑務所から出てくるところから始まる。
その時に渡される所持品に当時の、分厚い携帯電話が出てくるのは、笑ってしまった。
ゲッコーには二人の子供がいる。息子は死んだ設定だが、娘は生きていて、父親を恨んでいる。
その婚約者の青年証券マンは、父親との関係を修復しようとするのだが。
物語は前作のような、景気のいい時代と違い、景気の悪い話しか出てこない。
もっとギラギラした物語を期待していたのだが、家族の絆がテーマになっているのか、どうも私としては面白みにかける映画だった。
しかしゲッコーはやっぱりゲッコーだった。
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第41号「ジュリー&ジュリア」
お昼のテレビで放送していた。
エイミー・アダムスのファンであるから見てしまったが、この映画は前から知ってはいた映画である。
映画は60年代に実在したフランス料理の本を出版した女性と、その全レシピをマスターしようと料理をしながらブログを書く女性の実話を映画化したものである。
話はエイミー・アダムス演じる現代の女性と、その彼女が読むフランス料理の本を執筆したメリル・ストリープ演じる女性が交互に交差しながら物語は展開していく。
まだ女性が淑女と呼ばれた時代、料理の素人である女性が、男性のプロを目指す料理教室に混じって、料理に目覚めていく。その女性を演じるのがメリル・ストリープである。
この映画自体はコミカルであり、料理が好きな人なら1度は経験したことのある部分も描かれる。
タマネギのスライスがうまくできなかったり、居眠りをして鍋を焦がしてしまったり。
この映画を見ていてなによりも素晴らしいのが、料理がすべておいしそうなのだ。見ていてお腹がすいてしまうほどの、料理が数多く登場する。
空腹の時に見ると、絶対に食事をしたくなる映画である。
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第9号トレーニングがしたくなる映画おすすめ
「クリード チャンプを継ぐ男」
ロッキーシリーズは4で終わるべきだった。
あるいはロッキーは3で終わるべきだった。
ロッキーシリーズには様々な意見が出てくる。2で終わるべきだったという人も中には居るだろうし、1だけ観ていればいい、という意見も多い。
私個人の見解としては1、2、3、を観てファイナルを観ていただきたい。
けれどもファイナルで終わると思っていたロッキーがまさかの新作である。が、話はロッキーが中心ではない。ロッキーの永遠のライバルアポロの息子が主人公である。
ロッキーは宿敵であり親友の息子をチャンプに育てるというストーリーのようだ。
この映画、シリーズ中で最高のオープニング成績をあげており、本国アメリカでは期待されている映画のようだ。
ただこの映画を観るのであれば、シリーズを4まで観ていたほうが、より楽しめると思う。
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